元素 →
原子
原子番号 Z →
電荷:Ze[C]
直径約1−5[Å](0.1−0.5[nm])
原子核(核子)
陽子 ↓
中性子 ↓
電子 e-
電荷:−e[C] ・・・ −なので電流と逆向き
質量 me = 9.11×10-28[g]
電子殻
K、L、M、N、O、…
原子模型
ボーア原子モデル(水素原子模型)
ボーアノ量子条件 ↓
分子
高分子 →
コロイド →
イオン
+イオン ・・・ 原子から電子が欠けて電荷+
−イオン ・・・ 原子へ電子が加わって電荷−
イオン化(電離)
・ 液体
金属のイオン化列(イオン化傾向) →
・ 気体
プラズマ ↓
水素イオン H+
陽子(プロトン) ↓
水素イオン濃度 [H+] →
水酸化物イオン OH-
炭酸水素イオン HCO3-
炭酸イオン CO32-
アンモニウムイオン NH4+
硝酸イオン NO3-
錯イオン
[Zn(NH3)4]2+、
プラズマ Plasma ・・・ 電離した状態の気体
極高温下
太陽風 →
化学結合
素粒子 ↓
標準状態(0[℃]、1[atm])の1[mol]の気体の体積 V0
= 22.4[l]
物質量 n [mol] →
= V / V0
理想気体
状態方程式 ↓
実在気体
状態方程式
理想気体の場合
PV = nRT
R:気体定数 ↓
T:絶対温度
ボイル・シャルルノ法則
PV / T = 一定
ボイルノ法則
PV = 一定 ・・・ エネルギーの次元 [N/m2]・[m3] = [N・m] = [J]
シャルルノ法則
V / T = 一定
熱膨張 ↓
実在気体の場合
ビリアル方程式
気体定数 R
= 8.31[J/mol・K] ・・・ 標準状態で、1.013×105[N/m2]・22.4[l] / 1[mol]・273.15[K]
= 0.082[atm・l/mol・K] ・・・ 標準状態で、1[atm]・22.4[l] / 1[mol]・273.15[K]
ボルツマン定数 kB [J/K]
= R / NA
NA:アボガドロ数 →
= 1.38×10-23
1.380649×10-23[J/K](= [N・m/K] = [(kg・m2)/(s2・K)])からケルビン [K]の定義 →
kB = PV/NT ・・・ PV = (N/NA)RT
熱膨張
線膨張率 α
= (1/l)・(dl / dT)
体膨張率 β
= (1/V)・(dV / dT)
= (1/ρ)・(dρ / dT)
エネルギー →
熱量と力学的エネルギーの等価性
W[J] = J × Q[cal]
熱の仕事当量 J
= 4.184
仕事
外部にする仕事 W
外部からされる仕事 W' = −W
dW = P dV
W = ∫P dV
熱[量](熱エネルギー[量]) Q
ジュール Joule [J] →
1[J] = 0.239[calth]
カロリー Calorie [cal] ・・・ 純水1[g]の温度を1[K]上げる熱量
熱力学カロリー [calth]
1[calth] = 4.184[J]
15[℃]カロリー ↓
キロカロリー(大カロリー) [kcal]
英国熱量単位 British Thermal Unit [BTU]
1[BTU] = 1055[J] ・・・ 純水1[lb]の温度を1[K]上げる熱量
石油換算トン [toe] →
固体・液体
Q = C × T
= mc × T
熱容量 C [cal/K] ・・・ 物体m[g]の温度を1[K]上げる熱量
= mc
c:比熱 ↓
気体 ・・・ 体積が変化しやすい
dQ = dU + P dV ・・・ エネルギー保存則 ↓
= T dS
S:エントロピー ↓
熱容量 ↑
定積熱容量、定圧熱容量 ↓
比熱/モル比熱
比熱(比熱容量) c ・・・ 物質1[g]の温度を1[K]上げる熱量
比熱・大 − 熱しにくく冷めにくい
[J/g・K]、[J/kg・K]
[cal/g・K]
定圧比熱容量
水の比熱(15[℃])
15[℃]カロリー [cal15]
1[cal15] = 4.1855[J/g・K]
モル比熱(モル熱容量) ・・・ 物質1[mol]の温度を1[K]上げる熱量
[J/mol・K]
[cal/mol・K]
定積モル比熱、定圧モル比熱 ↓
エンタルピー H ↓
内部エネルギー U
粒子の運動エネルギー + 粒子間のポテンシャル・エネルギー
理想気体の場合
dU = CV dT
ジュールノ法則
内部エネルギーは、温度のみの関数
体積にはよらない
(∂U/∂V)T=const.(一定) = 0
定積熱容量 CV [J/K]
= (∂U/∂T)V=const. ・・・ dV = 0 → dQ = dU → CV dT = dU
単原子分子気体
3/2 nR
二原子分子気体(常温 T≦300[K])
5/2 nR
二原子分子気体(高温)
7/2 nR
多原子分子気体(常温 T≦300[K])
3nR
定積モル比熱 CV/n
定圧熱容量 CP [J/K]
= (∂H/∂T)P=const. ・・・ dQ = dU + P dV → CP dT = dU + P dV = dH
H:エンタルピー ↓
定圧モル比熱 CP/n
マイヤーノ法則
CP = CV + nR
熱運動 ・・・ 気体分子運動
粒子の運動エネルギー
1/2 i=1ΣN mivi2
理想気体分子の平均運動エネルギー <1/2 mv2>
= 3/2 kBT
kB:ボルツマン定数
・・・1辺lの立方体の箱で気体分子が壁に弾性衝突する場合(モデル)
1回の衝突で気体分子が壁に及ぼした力積(運動量の変化量) Δpx
= m(−vx) − mvx = −2mvx
壁がt[s]間に受ける力積は、Δpx × 衝突回数
気体分子はt秒間にvxt[m]移動
1往復(=2l)で1回衝突
→ 2m|vx| × (|vx|t / 2l) = m/l vx2 × t
壁に及ぼす1分子の力 fx = m/l vx2
壁に及ぼす全分子(N個の分子)の力 F
= m/l i=1ΣN vix2 = m/l × N<vx2>
<vx2>:vx2の平均
箱の中の全分子から壁が受ける圧力 P
= F/l2 = (m/l × N<vx2>) / l2 = m/V × N<vx2>
V = l3
分子運動が等方的(x、y、z方向の区別なし)
→ <v2> = <vx2 + vy2 + vz2> = <vx2> + <vy2> + <vz2>
→ <vx2> = <vy2> = <vz2> = 1/3 <v2>
PV = 1/3 Nm<v2> = 2/3 N<1/2 mv2>
PV = 2/3 nNA<1/2 mv2> = nRT、kB = R / NA
内部エネルギー U
・ U = i=1ΣN niεi (エネルギー εiの粒子数 ni)
・ U = N<E>
N:全粒子数
= Σni
<E>:全粒子の平均エネルギー
PV = 2/3 N<1/2 mv2> = 2/3 U
熱分布(ボルツマン分布)
ni / Σni = exp(−εi/kBT) / Σ exp(−εi/kBT)
ボルツマン因子
exp(−ε/kBT) = e−ε/kBT
統計力学
熱力学法則
T エネルギー保存則
dQ = dU + P dV
・・・ Q+UA = W+UB、ΔU = UB−UA
ΔU = Q−W
= Q+W'
T dS = dU + P dV
U エントロピー増大則 ↓
エントロピー S ・・・ 乱雑さ、戻りにくさ
dS = dQrev. / T
dQrev.:可逆過程での熱量変化
S = ∫dQrev. / T
分子論
S = kB ln P
kB:ボルツマン定数
P:分子の分布状態 ・・・ 確率
V ネルンストノ定理
limT→0 S(T) = 0 ・・・ 絶対零度でエントロピー0
準静的変化 ・・・ 平衡状態を保ちつつゆっくりと変化
定積過程(V=一定)
dV = 0 → dW = 0
dQ = dU
加圧(P大) ⇔ 温度 高
減圧(P小) ⇔ 温度 低
定圧過程(P=一定)
dQ = dU + P dV = d(U+PV)
= dH
膨張(V大) ⇔ 温度 高
軽い空気、
圧縮(V小) ⇔ 温度 低
重い空気、
エンタルピー(熱関数) H
= U + PV
等温過程(T=一定)
dU = 0 ・・・ dU = CV dT
dQ = dW = P dV
W = nRT log (VB/VA) ・・・ PV = nRT → W = ∫BA P dV = nR∫BA T/V dV = nRT log (VB−VA)
断熱過程(等エントロピー過程) ・・・ 熱の出入りがない
等温過程より圧力変化が急
ポンプ、スプレー、
dQ = 0 → dS = 0
ポアソンノ法則
PVγ = 一定
TVγ−1 = 一定 ・・・ PV = nRT → PVγ = nR・TVγ−1
比熱比 γ
= CP / CV
dU + P dV = 0
dU = CV dT
W = {nR(TB−TA)} / (1−γ)
・・・ PVγ = C(定数)
W = ∫P dV = C∫V−γ dV = C/(1−γ)・V1−γ
= PVγ / (1−γ)・V1−γ = PV/(1−γ) = nRT / (1−γ)
気象 →
サイクル過程
PV線図
熱機関
熱 ⇒ 力学的エネルギー
カルノー・サイクル
可逆サイクル
順サイクル
理想気体が高温熱源 THから熱を得て(仕事をする)、低温熱源 TLへ熱を出す(仕事を得る)
等温膨張 − 断熱膨張 − 等温圧縮 − 断熱圧縮 − 等温膨張 …
等温膨張
Q = W = nRTH log (VB/VA)
dS > 0
断熱膨張
Q = 0、W = {nR(TL−TH)} / (1−γ)
dS = 0
等温圧縮
Q = W = nRTL log (VD/VC)
dS < 0
低温熱源へ放出する熱量 Q'
= −W = nRTL log (VC/VD)
dS' > 0
断熱圧縮
Q = 0、W = {nR(TH−TL)} / (1−γ)
dS = 0
ΣU = 0
熱機関がする仕事 ΣW
= nR(TH−TL) log (VB/VA)
・・・ THVBγ−1 = TLVCγ−1、TLVDγ−1 = THVAγ−1
TH/TL = VCγ−1/VBγ−1 = VDγ−1/VAγ−1 → VB/VA = VC/VD
ΣW = nRTH log (VB/VA) + nRTL log (VD/VC) = nRTH log (VB/VA) − nRTL log (VB/VA) = nR(TH−TL) log (VB/VA)
= ΣQ
逆サイクル
低温熱源 TLから熱を得て(仕事をする)、高温熱源 THへ熱を出す(仕事を得る)
オットー・サイクル
ジュール・サイクル
ディーゼル・サイクル
ブレイトン・サイクル
蒸気機関 →
エンジン →
熱効率 e
= ΣW / QH = (QH−Q'L) / QH < 1 (QH > Q'L > 0)
QH:高温熱源から吸収した熱量
Q'L:低温熱源へ放出した熱量
カルノー・サイクル eC ・・・ 熱源の温度のみで決まる
= (TH−TL) / TH ・・・ {nR(TH−TL) log (VB/VA)} / nRTH log (VB/VA)
カルノーの定理
e ≦ eC ・・・ eCが熱効率の上限
クラウジウスノ不等式
電Q / T ≦ 0
刀F1周期(1サイクル)積分
・・・ e ≦ eC → (QH−Q'L) / QH ≦ (TH−TL) / TH
QH / TH − Q'L / TL ≦ 0
Q'L = −QL
QH / TH + QL / TL ≦ 0
可逆サイクル
電Q / T = 0
不可逆サイクル
電Q / T < 0
エントロピー増大則 ・・・ 孤立系の不可逆過程でエントロピー増大
SB−SA ≧ ∫BA dQ / T
・・・ サイクル過程 A − B − A … (A → B:不可逆過程、B → A:可逆過程)
電Q / T ≦ 0 → ∫AB dQrev. / T + ∫BA dQirrev. / T ≦ 0
dQirrev.:不可逆過程での熱量変化
∫BA dQirrev. / T ≦ ΔS = SB−SA
孤立系(断熱系) ΔS = SB−SA ≧ 0 ・・・ dQ = 0
可逆過程 ΔS = 0
不可逆過程 ΔS > 0
T dS ≧ dU + P dV ・・・ ΔS ≧ ∫ dQ / T → dS ≧ dQ / T → T dS ≧ dQ = dU + P dV
熱平衡
平衡条件 = 自由エネルギー最小
温度一定、体積一定
F = Fmin、dF = 0
温度一定、圧力一定
G = Gmin、dG = 0
自由エネルギー
温度一定、体積一定
ヘルムホルツノ自由エネルギー F
F = Q − U
温度一定、圧力一定
ギブスノ自由エネルギー G
G = H − U ・・・ 定圧過程のときdQ = dH
相平衡、化学平衡 →
熱源
太陽熱 →
地熱
熱機関 ↑
潜熱 →
摩擦熱 →
ジュール熱 Q
電気エネルギー → 熱エネルギー
電力量 →
Q = VI × t = RI2t = V2t / R
熱流
熱伝達、伝熱、熱移動
熱伝達率 α
= 1 / θS
θ:熱抵抗 ↓
[W/m2K]
熱伝達抵抗
= 1 / α
[m2K/W]
熱伝導比抵抗 ↓
熱抵抗 θ
[K/W]
熱貫流(熱通過) ・・・ 物体を通して熱が移動
熱貫流量
= K × S(TH−TL)
S:断面積
[W/s]
熱貫流率 K ・・・ 熱の通しやすさ
[W/m2K]
熱貫流抵抗
= 1 / K
= (1 / αH) + (1 / αL) + (l1 / λ1) + (l2 / λ2) + …
[m2K/W]
熱伝導
熱伝導量
[W/s]
単位時間あたり熱伝導量 Q
= λ × S {(TH−TL) / l}
l:厚さ
熱伝導率 λ ・・・ 熱の伝わりやすさ
[W/mK]
熱伝導比抵抗
= 1 / λ
[mK/W]
熱伝導方程式
熱対流
流体の移動で伝わる
熱放射
輻射
真空でも伝わる
放射体(光源)
黒体
理想的な放射体
光源側
光度 L ・・・ 点光源の明るさ
カンデラ [cd]
540[THz]の単色光
1[cd] = 1/683[W/sr] ・・・ おおよそロウソク1本
発光効率 K:683[lm/W]
[mcd]、
ワット毎ステラジアン [W/sr]
輝度 b
= 光度 / 光源の面積
= L/4πr2
r:距離
・・・ 点光源から全方向へ等しく放射する場合、
点光源を中心とする球面上の単位面積あたりの光度
明るさ(光度)の減衰 →
[cd/m2]
受光側
光束
ルーメン [lm]
1[lm] = 1[cd] × 1[sr]
照度 ・・・ 面が受ける光の強さ
ルクス lux [lx]
1[lx] = 1[lm] / 1[m2]
黒体放射 ↓
スペクトル
核反応
核力(強い力) ・・・ 核子間の結合力
陽子数(原子番号) 大 − 陽子間の反発力 大
放射性物質 →
核エネルギー ・・・ 核子間の結合エネルギー
静止エネルギー ・・・ 内部エネルギー
mc2
c:光速
核分裂[反応]
エネルギー Δm・c2放出
Δm:質量欠損 ・・・ 質量保存則は成立しない
放射性壊変(放射線崩壊) →
105B + 10n −→ 73Li + 42He(α粒子)
原子力発電所 →
核融合[反応]
太陽内部、
水素核融合
陽子 p + p −→ D + 陽電子 e+ + 電子ニュートリノ νe
重水素 D = 21H
D + p −→ 32He(ヘリウム3) + γ線
32He + 32He −→ 42He(α粒子) + p + p
D−D反応
D + D −→ T + p
トリチウム T = 31H
D + D −→ 32He + 10n(中性子)
D−T反応
D + T −→ 42He + 10n
D−3He反応
D + 32He −→ 42He + p
軽水素−硼素(ホウ素)反応
115B + p −→ 3・42He(α粒子)
核融合発電 →
放射線
放射性物質が崩壊して発生
X線(エックス線) →
γ線(ガンマ線) →
ガンマ線バースト →
粒子線
β線(ベータ線)
電子のビーム
陽電子線
陽電子のビーム
中性子線
中性子のビーム
陽子線
陽子のビーム
α線(アルファ線)
α粒子(ヘリウム原子核) 42Heのビーム
重粒子線
α粒子より重い粒子(炭素イオンなど)のビーム
宇宙線 →
放射線数 ・・・ 塵の数
Counts per minute [cpm]
Counts per second [cps]
放射線量
レム [rem] ・・・ 1[rad]のX線の放射線量
ミリレム [mrem]
レントゲン [R]
1[R] = 2.58×10-4[C/kg] ・・・ 空気1[cm3]あたり1[esu]イオン化 → 3.336×10-10[C] / 1.293×10-6[kg]
X線
1[R] ≒ 1[rem]
シーベルト [Sv]
1[Sv] = 100[rem]
[mSv]、[μSv]
放射線量率
[Sv/h]、[mSv/h]、[μSv/h]、[μSv/年]、
被曝量
全員死亡 7〜10[Sv]
半数死亡 3〜5[Sv]
吐き気、脱毛 1[Sv]
白血球(一時的)減少 500[mSv]
発癌 100[mSv]
胸部X線CTスキャン 6.9[mSv]
自然放射線の高い地域 約10[mSv/年]
日常生活で受ける自然放射線(世界平均) 約2.4[mSv/年]
空気中(ラドン、トロン)から 1.26[mSv/年]
大地から 0.48[mSv/年]
宇宙から 0.39[mSv/年]
食物から(カリウム40など) 0.29[mSv/年]
日常生活で受ける自然放射線(日本平均) 約2.1[mSv/年]
空気中(ラドン、トロン)から 0.48[mSv/年]
大地から 0.33[mSv/年]
宇宙から 0.30[mSv/年]
食物から(カリウム40など) 0.99[mSv/年]
航空機(宇宙線増加)(東京−N.Y.往復) 200[μSv]
胸部X線検査 50[μSv]
食品から受ける内部被曝量 [mSv]
= 放射性物質の濃度 [Bq/kg] × 放射性物質を含む食品の量 [kg] × 線量換算係数
実効線量係数 [mSv/Bq]、[μSv/Bq] ・・・ 線量換算係数
経口摂取(食道から)
131I −−− 2.2×10-5[mSv/Bq] = 0.022[μSv/Bq]
137Cs −−− 1.3×10-5[mSv/Bq] = 0.013[μSv/Bq]
134Cs −−− 1.9×10-5[mSv/Bq] = 0.019[μSv/Bq]
吸収線量
ラド [rad]
1[rad] = 0.01[J/kg] = 100[erg/g]
グレイ [Gy]
1[Gy] = 1[J/kg]
= 100[rad]
放射能 →
線量計
計数管(カウンター) Counter
ガイガー・ミュラー計数管(GM計数管)
放射線治療 →
量子 Quantum
分子・原子のスペクトルは、特定の波長のみ出現(とびとびの値)
→ 何らかの条件を満たす必要があるらしい
→ ボーアノ量子条件
陽子の周りを円運動している電子の角運動量 mvr
= n(h/2π) (n = 1、2、3、…)
n:量子数
エネルギー準位
プランク定数 h
= 6.626×10-34[J・s] ・・・ 極極…小、エネルギー×時間の次元
精確な値:6.62607015×10-34[J・s](= [N・m・s] = [kg・m2/s])からキログラム [kg]の定義 →
ħ = h / 2π
1.0546×10-34[J・s]
電気素量 e →
スピン[角運動量] S
光子(フォトン) Photon γ
電荷:0
質量:0
光電効果
金属へ光照射
光子 ⇒ 電子
太陽電池 →
エネルギー E ・・・ 不連続(とびとびの値)
= hν = hc/λ
h:プランク定数
運動量 p [kg・m/s]
= hν/c = h/λ
= E/c
黒体放射
放射エネルギー U ・・・ 内部エネルギー
∝ 温度 T
ステファン・ボルツマンノ法則
U = ρ×T4×S
S:黒体の表面積
ステファン・ボルツマン定数 ρ
= 5.67×10-8 [J/m2K4]
太陽エネルギー(太陽熱) →
「光子気体」運動論
U = 3PV
P:圧力、V:体積
・・・1辺lの立方体の箱で「光子気体」が壁に完全反射する場合(モデル)
気体分子運動に準じる ↑
1回の反射で「光子気体」が壁に及ぼした力積(運動量の変化量) Δpx
= <E>(−cx)/c2 − <E>cx/c2 = −2<E>cx/c2
<E>:光子のエネルギー
運動量の大きさ E/c、x成分 Ecx/c2
壁がt[s]間に受ける力積は、Δpx × 衝突回数
→ 2<E>|cx|/c2 × (|cx|t / 2l) = <E>/l (cx2/c2) × t
壁に及ぼす1「光子気体」の力 fx = <E>/l (cx2/c2)
壁に及ぼす全「光子気体」(N個の「光子気体」)の力 F
= <E>/l i=1ΣN cix2/c2 = <E>/l × N<cx2>/c2
<cx2>:cx2の平均
箱の中の全「光子気体」から壁が受ける圧力 P
= F/l2 = <E>/V × (N<cx2> / c2)
V = l3
「光子気体」が等方的運動(x、y、z方向の区別なし)
→ <cx2> = <cy2> = <cz2> = 1/3 <c2>
PV = 1/3 <E>N × (<c2> / c2) = 1/3 <E>N
N<E> = U ・・・ 内部エネルギー
散乱
コンプトン効果
光子と電子が弾性衝突
コンプトン散乱
電子に衝突した光子が低エネルギー(波長・長)で散乱
逆コンプトン散乱
電子に衝突された光子が高エネルギー(波長・短)で散乱
ガンマ線源 →
レイリー散乱
散乱強度 ∝ λ-4
青空 ・・・ 散乱強度 紫、青 > 橙、赤
二重性
粒子性 ・・・ E 大(ν 大)、λ 小
波動性 ・・・ E 小(ν 小)、λ 大
不確定性原理
ΔxΔp ≧ ħ
Δx:位置の不確定性
Δp:運動量の不確定性
素粒子
標準理論(標準模型)
6種のクォークと6種のレプトンの相互作用で、様々な物質生成
ハドロン Hadron
グルーオン、クォークから成る複合粒子
中間子(メソン)
π中間子
K中間子
重粒子(バリオン)
核子
陽子(プロトン) Proton p
水素の原子核 = 水素イオン H+ ↑
電荷:e[C]
質量 mp = 1.673×10-24[g]
中性子(ニュートロン) Neutron n、10n
電荷:0
質量 mn = 1.675×10-24[g]
熱中性子 ・・・ 常温環境下で熱平衡状態
ヒッグス粒子 H
ヒッグス場 ・・・ スカラー場
質量 →
ボース粒子(ボソン)
光子など
フェルミ粒子(フェルミオン)
電子など
ゲージ理論
ゲージ粒子(ゲージボソン)
光子(フォトン) γ ↑
弱中間子(ウィークボソン)
Z粒子(Zボソン) Z
W粒子(Wボソン) W
弱い場 ↓
膠着子(グルーオン) g
ハドロン ↑
強い場 ↓
ゲージ場
強い場
強い力(核力) ↑
電弱場
電磁場 →
弱い場
電弱力
電磁力 →
弱い力
β崩壊 →
重力場 ↓
レプトン(軽粒子)
ニュートリノ(中性微子) Neutrino ν
電荷:0
質量≠0
ニュートリノ振動
宇宙線 →
電子ニュートリノ νe
ミューニュートリノ νμ
タウニュートリノ ντ
電子 e- ↑
μ粒子(ミューオン) μ-
電荷:−e[C]
宇宙線 →
τ粒子(タウオン) τ-
電荷:−e[C]
クォーク(クオーク)
ダウンクォーク d
アップクォーク u
ストレンジクォーク s
チャームクォーク c
ボトムクォーク b
トップクォーク t ・・・ 重い
反粒子
反陽子
反中性子
陽電子(反電子、ポジトロン) e+
電荷:e[C]
反μ粒子 μ+
電荷:−e[C]
反τ粒子 τ+
反ニュートリノ(反中性微子) \( \bar{ν} \)
反電子ニュートリノ
反ミューニュートリノ
反タウニュートリノ
ニュートリノ観測施設
岐阜県飛騨市 東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設 スーパーカミオカンデ →
岐阜県飛騨市 東北大学 ニュートリノ科学研究センター/カムランド KamLAND ・・・ 反ニュートリノの検出 →
加速器 Accelerator
円形加速器
サイクロトロン
シンクロトロン
LHC、
ベータトロン
線形加速器(リニアック)
国際リニアコライダー ILC International Linear Collider
建設予定
候補地
Switzerland ジュネーブ、岩手県 北上山地、福岡県/佐賀県 脊振山地、
茨城県つくば市 高エネルギー加速器研究機構 KEK →
茨城県東海村 大強度陽子加速器施設 J-PARC Japan Proton Accelerator Research Complex →
兵庫県 高輝度光科学研究センター JASRI/理化学研究所 放射光科学総合研究センター →
大型放射光施設 SPring-8
欧州原子核研究機構 CERN European Centre for Nuclear Research → home.web.cern.ch/
Switzerland、France
大型ハドロン衝突型加速器 LHC Large Hadron Collider
一周27[km]
ラウエ・ランジュバン研究所 ヨーロッパ放射光施設 ESRF European Synchrotron Radiation Facility → www.esrf.fr/
France
フェルミ国立加速器研究所 Fermilab Fermi National Accelerator Laboratory → www.fnal.gov/
U.S.A.
相対性理論
空間も時間も絶対ではない ・・・ 伸び縮みする
特殊相対性理論 ・・・ 慣性系の下
光速度一定の原理
速度には上限があり、その速度は光速度 ・・・ こちらが絶対
光速 c →
相対運動 →
物体
> S'系から見た物体の位置 x' / 速度 v' / 時間 t'
S'系
> (時間 t'で)S系から見たS'系の位置 Vt' / 速度(=相対速度) V
S系
S系から見た物体の位置 x / 速度 v / 時間 t
ローレンツ変換
x = (x' + Vt')/{√(1−V2/c2)}
y = y'
z = z'
t = {t' + (V/c2)x'}/{√(1−V2/c2)}
v<<cのとき
x = x' + Vt'
y = y'
z = z'
t = t' + (V/c2)x'
Vを−Vとして
x' = (x − Vt)/{√(1−V2/c2)}
y' = y
z' = z
t' = {t − (V/c2)x}/{√(1−V2/c2)}
・・・ {√(1−V2/c2)} x = x' + Vt'、{√(1−V2/c2)} t = t' + (V/c2)x'の2式を解いても同じ
(V/c2){√(1−V2/c2)} x = (V/c2)x' + (V/c2)Vt'として(V/c2)x'を消去すると
{√(1−V2/c2)}{t−(V/c2)x} = t'−(V^2/c2)t'でt'が求まる
{√(1−V2/c2)} x = x' + {Vt − (V2/c2)x}/{√(1−V2/c2)}
x' = {x − V2/c2x − Vt + (V2/c2)x}/{√(1−V2/c2)}
光速 cに近い速度 Vで動く物体
・ 長さが短縮 ・・・ ローレンツ短縮
x = {√(1−V2/c2)} x'
・・・ S系から見てx1、時間t1のときS'系から見てx1'
→ ローレンツ変換 x1' = (x1−V t1)/{√(1−V2/c2)}
S系から見てx2、時間t2のときS'系から見てx2'
→ ローレンツ変換 x2' = (x2−V t2)/{√(1−V2/c2)}
上の2つが同時(t1=t2)に起こるとき
x2'−x1' = (x2−x1)/{√(1−V2/c2)}
・ 刻む時間が長い(時間の進みが遅くなる)
t = t'/{√(1−V2/c2)}
・・・ S系から見て時間t1のときS'系から見てt1'、x1'
→ ローレンツ変換 t1 = (t1' + (V/c2)x1')/{√(1−V2/c2)}
S系から見て時間t2のときS'系から見てt2'、x2'
→ ローレンツ変換 t2 = (t2' + (V/c2)x2')/{√(1−V2/c2)}
上の2つが同一地点(x1'=x2')で起こるとき
t2−t1 = (t2'−t1')/{√(1−V2/c2)}
固有長さ ・・・ 不変量
x' = x/{√(1−V2/c2)}
固有時[間] ・・・ 不変量
t' = {√(1−V2/c2)} t
速度変換 ・・・ 相対論的速度合成
v = (v' + V) / (1 + v'V/c2)
相対論的質量 m
= m0/{√(1−V2/c2)}
m0:静止質量
相対論的運動量 p
= m0V/{√(1−V2/c2)}
エネルギー E
= mc2
一般相対性理論 ・・・ 非慣性系の下
万有引力ノ法則の精確な記述 →
・ 強い重力場では時間の進みが遅くなる
重力場
重力 →
重力波
検出 [2016]
岐阜県飛騨市 大型低温重力波望遠鏡 KAGRA →
U.S.A. ワシントン<州>ハンフォード地区、ルイジアナ<州>リビングストン LIGO → www.advancedligo.mit.edu/
Italy カシーナ VIRGO
※
記号の上付、下付ずれ有り