2月24日 ウクライナへロシアが大規模侵攻(侵略)
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ロシア、ウクライナへ侵攻
---※ ブログから転載---
今回ほどの大規模侵攻を予想していた人はほとんどいなかった。
首都キーウ(キエフ)の攻防は良い方に予想が外れた。
巷で流れている情報は相当注意してみる必要があるが、
・ ロシアへの経済制裁が効いてくる
・ NATOの国々からウクライナへの武器支援が効いてくる
と言われているのは今月(6月)。
大きな変動が予想されるが、
良い方へ向かっていってほしい。
ロシア経済は当初予想されていたルーブル安ではなくルーブル高になっているが、今月中にデフォルト(債務不履行)になるようだ。
ロシアは資源豊富な1つの“世界”。抜け穴も多々あって封じるのは難しい。
だが、広大ゆえに長期間情報統制し続けることも難しい。
正気に戻って今後について考え出すと既に失ったもの、今後失うものの大きさに気づき始めるのではなかろうか。
将来を担う若い人が次々戦死して、その戦いに大義がない。
大義がないから積極的に軍事支援する国もほぼない。
また、極東など地方出身者が数多く駆り出されているので、不満が高まる。
今後、ウクライナは、
・ ロシアにじわじわ押されてしまう
・ ロシアを押し戻す(反攻)
反攻の場合は、
・ 侵略が始まった2月24日以前に押し戻す
・ クリミア半島、ドンバスを奪還する
という大きく3つほどの可能性がある。
元々ウクライナが早期に勝って停戦に至る可能性はほとんどなかった。正直なところ、2月-3月の時点ではハルキウとマリウポリは厳しいと思っていた。だが、ハルキウは持ちこたえた。まだ安全とは言えないが。
停戦交渉と言ってもウクライナが反攻に転じない限り、不利な条件のまされるだけで、将来の安全も保障されないが、2月-3月の時よりも希望がある。
仮に全て奪還できたとしても多くのものが破壊されてしまっているので、賠償してもらわなければならない。
そう考えると諦めるべきは絶対ロシア側なので、
いかにして諦めさせるかが焦点だが、
NATOの動きを見るとウクライナの反攻を支援しつつもロシアを追い詰めすぎないように注意して諦めの悪い指導者が失脚するのを待ち望んでいるかのように見える。
大量破壊兵器(核兵器など)を使わせないためなのか意図的に長期戦に導こうとしているかのように見える。
こうする他ないのだろうか。
ねちねちナチナチ言われ続けてきたドイツが思いのほか頑張っている。
いろいろ気になる点がある中でロシア弱いという論調には注意が必要だと思う。
ウクライナがキーウに攻め込まれていた可能性もあったわけだし、
戦闘はずっとウクライナ側で行われて、多くの生活基盤が破壊されている。犠牲者も万を超えている。
ウクライナは広大な領土なので持ちこたえているが、ヨーロッパの国々は決して大きくない。東部ドンバス2州だけでも一国分ある。
また、ウクライナ人は非常に勇敢。怖がる素振りもあまり見せることなく落ち着いて行動している。新しい戦い方に適応する能力も高い。
さらに旧ソビエトなのでロシア人の考えも熟知している。
たびたび日本に置き換えてみてしまうが、なかなか耐え難い事態。どうみても日本の防衛力強化は必要だと思う。
---※ ブログから転載---
ドンバスもクリミアも奪還が現実味帯びてきた。
前回雑感記した時点(6月初め)ではまだウクライナはじわじわ押されていたが、夏に入ってからウクライナ反攻のニュースが増えて、今はウクライナが押し戻している。
特にハルキウ州奪還はロシア劣勢を内外に印象付ける大きな節目となり、
さらに(部分)動員令を受けてロシア国民は動揺している。
情報統制は無力化しつつある。
ロシア優勢のままだとロシア国民ウラーウラーだから、今後もウクライナは優勢を保ち続ける必要があるが、保ち続ければロシアは国内からじわじわ蝕まれていく。
早く戦争終結してほしいが、2度とロシアが戦争できないようにするというのがウクライナおよび米欧の目標なので、ウクライナが奪還するまでまだまだ続く可能性が高い。賠償してもらう必要があるから全土奪還でも足りない。
ロシアの一方的な4州「編入」は奪還される前に急いで実施された苦肉の策。もうロシア領だから核兵器を用いるかもしれない、などロシアの言い分を認めたかのようなコメントがメディアで多々みられるが、見当はずれのものもある。どの時点で大量破壊兵器(核兵器など)が用いられるかなど一般人には知り得ない。
たとえロシア政府がデタラメであっても、核兵器を使いたくない理由は少なからずあり、理解していないとは思わない。
核兵器は保有していても“最終的に”自分たちが生き残れるかよくよく考えるとなかなか使えるものではない。ロシアは核保有国の中では生き残れるほうかもしれないが、米欧みな敵にまわしたのでは生き残れない。ロシア劣勢になってフランスも強気になってきた。
今回ロシアの“作戦”は大失敗。手の内曝け出して、やること悉く裏目に出ている。
「ロシアに破滅的な結果をもたらす」と警告しているアメリカには選択肢がまだある。
ウクライナは原子力発電所へのミサイル攻撃を防ぐ必要があるが、
4州「編入」でクリミアを特別視する必要は薄れた。
ロシア政府が意固地になればなるほどロシア国民は死に追いやられる。
たびたび日本に置き換えてみてしまうが、狂信的(≒カルト的)政府は国民の敵。
---※ ブログから転載---
キリスト教東方正教会のクリスマスは1月7日なのか---。
ロシア人扮するサンタ・クロースはイメージしたことないが、今となっては良いイメージわいてこない。主に総主教のせい。
ウクライナ正教会はロシア正教会と距離を置いて、12月25日もクリスマス。
2月24日から10ヶ月経過。死者数がよく分からないのが気持ち悪い。死傷者数はロシア10万人超、ウクライナも同程度という見方もあるが(アメリカ軍の見方)、1ヶ月あたり万を超える人が亡くなっていて、その多くは闇の中葬られている。
10月以降、ウクライナ各地へミサイル&ドローン攻撃が繰り返され、ロシアは「テロ支援国家」というより「テロ国家」と化してしまった。一方、ウクライナからロシア領内への攻撃は限定されている。攻撃すれば一層エスカレートしかねないが、攻撃される一方だと弾薬尽きるまで終わりそうにない。
来年再びロシアの大規模な侵攻があるのではないかと取り沙汰されているが、ウクライナも十分警戒していて、大統領のアメリカ訪問は良いタイミングで行われた。ロシアがベラルーシを併合するような動きがあると確かにウクライナ北方が危うくなるが、先日の動向見る限り、ベラルーシ大統領の交代劇はなさそう。
開戦当初の予想から一転して長く続くという予想が多くなっているが、ロシアに与する国はほとんどない。然るべきタイミングでNATOが介入をちらつかせれば……。
来年は終わる年になりますように。
6月6日 ヘルソン州カホウカ・ダム決壊
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ウクライナ、対ロシア反攻