杉山神社からJR横浜線 十日市場駅に向かってぶらり散歩。
前回の続き。
東名高速道路脇の「八朔の湯」から。
送迎バスに乗りたくなったが、
今回の第一の目的は杉山神社。
横浜商科大学(横浜商大)キャンパス沿いにてくてく歩いて、
▼ 曲がり角の空き地(2023年2月時点)から横浜ランドマークタワーなど遠望
さらに道なりに進んで、
▼ 山々が見えるところ発見
左が西方の大山。中央付近の高層タワーはおそらく長津田。
※ 長津田駅北口に高さ約100mのタワーマンションあり
前回、奥多摩方面のようだが……と触れた山々は上の写真の右端に位置。
少し迷いかけたが、坂を下っていったら
極楽寺に出た。
手前に「横浜名物 極楽釜めし ひより」のテイクアウトのメニューがあった(2023年2月時点。お休みのようだったが、現在不詳)。
極楽寺の西隣が目的地の杉山神社だが、
いったんメインの通り(川崎町田線 14-140)に出た。
[西八朔]杉山神社
14-140はバス通り。宮前バス停が杉山神社入口。
「延喜式内社武蔵総社六之宮 杉山神社」の石碑が立っている。
▼ [西八朔]杉山神社へ
こちらの杉山神社は東京・府中の大國魂神社で地図を見て調べてみるまで“知らない杉山神社”だった。
手持ちの地図に載っていなかったせいもあるし、
杉山神社は横浜市中心にあちこち点在していて、
盲点だった。
杉山神社は神奈川県内に40社近くあり、特に鶴見川流域に集中しているとのこと。
その一方、横浜から離れるとみられなくなるという。
室町~戦国時代、上杉氏が力持っていた地域なので、上杉氏ゆかりの神社かと思いきやそういった話は聞かれない。
歴史も古く、少なくとも平安時代にはココ都筑(つづき)の地に杉山神社があった。
※ [西八朔]杉山神社の所在地は緑区。延喜式内社の論社(比定)の一。他にも論社がある
より詳しくは、はまれぽ.com 市内のいたるところに……(hamarepo.com/story.php?story_id=1422)など
▼ 神社境内
ひっそりとしていたが、他にも参拝者がいた。
▼ 境内から南
力石がある。
『相模川の河原より担いで奉納されたもの』
『重量25貫目(93.75キログラム)』
※ 1貫 = 3.75[kg]
ヤマトタケルを主祭神とする杉山神社もあるが、
[西八朔]杉山神社の主祭神はイタケルノ神(五十猛神) = イソタケルノミコト(五十猛命)。
『日本書紀』によるとスサノオ神の子、紀伊国の大神。
木の神様。
磯・海とも関係ありそう。
杉山神社~十日市場駅
杉山神社を後にして、入口(宮前)から14-140を突っ切たところにもう1つ「杉山神社」の石碑が立っていた。「参道」とある。
▼ 畑へ
▼ 鶴見川の支流、恩田川
▼ 恩田川上流方向
八朔と十日市場の境、八十橋(やそばし)。
恩田川上流は町田。
八十橋で川から離れて坂を上り、
寳帒寺(ほうたいじ)の前で右に折れて、
※ 宝袋寺という表記もみられる
駅へ。
道中アップダウンが多かった。
▼ 十日市場駅北口
杉山神社は上の地図の右上隅あたり。
十日市場駅南口に飲食店多い。
南に十日市場ヒルタウンという団地。
上の地図の十日市場地区センターの南に十日市場センター地区。
さらに南に新治(にいはる)市民の森。
環状4号の十日市場駅の北が青葉台駅。
十日市場駅から南は東名高速 横浜町田IC、さらに2027年国際園芸博会場の上瀬谷。
博覧会の後、次世代連節バスが上瀬谷~十日市場をつなぐ構想もある。
環状4号沿いは横浜の西の果て。
横浜だけど「杉山」。
交通量が増えて、沿線の開発も進みそうな気配だが、
都会近くの田畑や山々を遠望できる空間は貴重なので、生かしてほしいと願う。