上野駅公園口から上野公園へ。
上野公園のページから分けた。
最初に目に入る建物は東京文化会館(www.t-bunka.jp/)。
音楽ホール。「音楽の殿堂」。
公園案内所の先に国立西洋美術館(www.nmwa.go.jp/)。
ロダン『考える人』、『カレーの市民』などは自由に見れる。
食べ物のカレーではなく、フランス北部の都市
設計がコルビュジェで、フランスにゆかりある。1959年開館。
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム(旧神奈川県立近代美術館)と“師弟”館。坂倉建築。“師”の国立西洋美術館のほうが後に建てられた。
東京文化会館もドデンとしたコンクリート庇など見るからにコルビュジェ建築っぽいが、“弟子”の前川建築。1961年開館。ちなみに東京都美術館も前川建築。
奥の国立科学博物館、東京国立博物館はもっと古い。
国立科学博物館
「科博(かはく)」。www.kahaku.go.jp/
▼ シロナガスクジラの実物大のオブジェ
▼ 正面玄関。入口は地下1Fから
2024年11月-2025年2月 特別展「鳥」見に行った。
企画展「貝類展」も開催中だった。
特別展入口は蒸気機関車 D51(D51 231)の右。
日本館が本館。1931年開館。
特別展見終わって中庭へ。最初はココドコ状態。
日本館は『飛行機型のデザイン』。
地球館へ。
特別展見ていたところも地球館だけど。
1F 地球史ナビゲーター/地球の多様な生き物たち
▼ こちらはマッコウクジラ
2F 科学技術の展示
企画展「小惑星からのサンプルリターン」も開催中だった。
(1月13日までなのでもう過ぎた。)
はやぶさ イトカワのサンプル、
はやぶさ2 リュウグウのサンプル、
NASA オシリス・レックス ベンヌのサンプルも。
計算機
ロケット
おおすみ
しんかい6500
和時計「万年時計」
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常設展だけでも到底見きれないと悟る。
屋上へ。ハーブガーデン/スカイデッキ。
▼ 地球館屋上から上野駅、東京スカイツリー方面
貝類展は日本館。
まだまだ見たいものあったが、また。
フーコーの振り子を眺める。
振り子の振動面がゆっくり回っている。地球自転の証拠。
ココは『約41時間で1回転』とある。
東京国立博物館
「東博(トーハク)」。www.tnm.jp/
敷地全体が博物館。
本館
正門から正面。日本ギャラリー
1938年、東京帝室博物館として完成。コンペの規程が『日本趣味ヲ基調トスル東洋式』だった。石造だけど和風。渡辺建築。
本館裏に庭園。前は春と秋だけだったが、2021年から通年開放。
1974年、ルーブル美術館(パリ)からモナ・リザ来日。
東洋館
アジアギャラリー
本館よりもドーム屋根の表慶館に視線が向かう。
1909年開館。皇太子(のち大正天皇)ご成婚記念。
本館(東京帝室博物館)よりも古いが、今の本館は2代目。初代・旧本館は1882年開館。コンドル設計。1923年、関東大震災で損壊。
ワシタカのコンドルではなく、イギリス人建築家。明治・大正、日本近代建築草創期。
表慶館は弟子の片山建築。
初代・旧本館は赤レンガ造、インド・サラセン(イスラム)風。
どんな感じか気になる---
ジャジャン
▼ 『上野博物館遠景之図』
出典:ColBase(URL:https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/P-2596)
洋がもてはやされ、
和に戻り、
戦後また洋に振れ……
上野公園は江戸幕府から明治新政府へ新旧交代の象徴的な場所だが、
日本近代の建築史を知るうえでも格好の場。
平成館
1999年開館。皇太子(のち今上天皇)ご成婚記念。
2020年に特別展「出雲と大和」見に行った。
法隆寺宝物館
1999年開館。『奈良・法隆寺から皇室に献納された宝物を収蔵・展示』。
東洋館と“親子”館。谷口建築。
このところ一時代築いた建築家の訃報多い。
▼ 黒門
旧因州(今の鳥取)池田家江戸屋敷の表門。1954年、ここに移築。
傍に福岡藩主黒田家江戸屋敷の鬼瓦もある。
静かに歩けた。