2024年夏 お台場・青海 東京国際クルーズターミナル(続き)

JAPAN(日本)

 前回の続き。

 ターミナル4階送迎デッキの前列は空きスペースなし。
 午前中までドイツのフリゲート艦「バーデン・ヴェルデンベルク」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」が停泊していたようだが、既に出港した後。
 ドイツからイタリアへ入れ替わり。

 アメリゴ・ヴェスプッチ号は14時入港予定。タイミング的には悪くない。

 ▼ SYMPHONY CLASSICA(シンフォニークラシカ)

 日の出桟橋発着のレストラン船

 ▼ 大井埠頭の大型コンテナ船 ONE

 ONE:Ocean Network Express(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)
    2017年、日本郵船、川崎汽船、商船三井のコンテナ船部門統合

 ターミナルの南もコンテナ埠頭(青海埠頭)。ガントリークレーンなど近くで見れる。

 EVERGREEN ・・・ タイワン(台湾)の長栄海運

 OOCL ・・・ ホンコン(香港)の海運
 奥のほう(上の写真の右端)に見える橋が?だったが、京葉シーバースのよう。千葉・袖ヶ浦沖。

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アメリゴ・ベスプッチ号来日

 ---アメリゴ・ヴェスプッチ号とは
 ヴがあまり好みではないので、アメリゴ・ベスプッチと表記しておくが、
 多くの場合、その名は世界史で知ることになると思う。
 1492年、コロンブスが大西洋横断して「新大陸」に到達したが、コロンブスは「新大陸」ではなくインド(≒アジア大陸)の東と信じきっていたようで、原住民はインディアン、インディオと呼ばれるようになった。
 大西洋の西がインド(アジア)ではなく「新大陸」であると主張したのが少し後のアメリゴ・ベスプッチで、
 「新大陸」はアメリカと呼ばれるようになっていった---

 アメリゴがアメリカの名の由来。
 U.S.A.はU.S.C.になっていてもおかしくなかった。

 アメリゴ・ベスプッチはイタリア人。
 コロンブスもイタリア生まれ。スペイン名はコロン。近年は扱いに注意が必要。

 アメリゴ・ベスプッチ号はイタリア海軍の練習帆船。1931年進水。全長約100m。
 日本丸の初代(横浜)と海王丸の初代(富山の射水・新湊)が1930年進水なので、ほぼ同年代。大きさも同じくらい。
 今回、世界一周ツアーで初来日。8月25日から30日まで青海に停泊していた。

AMERIGO VESPUCCI TOUR MONDIALE 2023-2025(tourvespucci.it/)

 2023年7月にジェノバ出港、大西洋横断、アメリカ大陸各国を巡って、ロサンゼルス~ハワイ・ホノルル~日本。

 前日は千葉・船橋に停泊していたようで……

 なんか見えてきました。

左下=青海第二信号所 F(出入自由)

 右は東京湾アクアラインの「風の塔」。川崎沖。奥の山々は房総半島。
 ひっきりなしに羽田へ飛行機が飛来。
 結構風がある。

 だいぶ近づいてきました。

後ろは羽田空港~城南島

 バーンッと歓迎の挨拶。
 煙よりも音のほうがビックリだわん。

 わんわんわん---
 アメリゴ・ベスプッチ号の手前はタグボート(曳船)「かちどき丸」。

 綱渡して方向転換

 「かちどき丸」の左のタグボートはASAHI(あさひ)

 タラララタラララ~ 歓迎の音楽演奏。

 さらに90度向きを変えてゆっくり接岸。

 ▼ ターミナル地上からアメリゴ・ベスプッチ号

 船内見学は翌26日-30日(要予約)だった。

 台風が直撃しなくて良かった。

 8月30日に青海出港。フィリピン・マニラ、オーストラリア・ダーウィンへ。
 最終盤の中東~スエズ運河が難関っぽい。
 2025年2月にラ・スペツィアへ帰港予定。

 アメリゴ・ベスプッチ号の標語

NON CHI COMINCIA MA QUEL CHE PERSEVERA.
誰が始めるのかではなく、最後までやり続けるのは誰か。

 8月22日-27日、イタリアの空母「カブール」、フリゲート艦「アルピーノ」が横須賀寄港。日本初入港。
 8月27日-29日、太平洋で海上自衛隊、イタリア、ドイツ、フランス、オーストラリア共同訓練。

 横須賀には7月にメキシコの練習帆船クアウテモック号が寄港。
  ※ クアウテモック:16世紀のアステカ帝国皇帝

 近年いろいろ賑やか。

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ふシゼン
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