続・ウイルス禍 新型コロナ(2月27日)

NATURE(自然)

 連日コロナでまいっちゃう。

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世界の感染状況

 2月27日の時点で感染者82000人超(うち32000人超が回復)・死者2800人超。
 チャイナではやや鈍化してきたようだが……。
 チャイナ以外の国々のほうが新規感染者が増えつつある。

赤:感染者1000人以上・死者10人以上 = チャイナ、カンコク
橙:感染者100人以上 = イタリア、日本、イラン

 しばらく世界中への拡散は鈍化していたが、ブカン(武漢)閉鎖から1ヶ月近く経って中東、ヨーロッパで感染者の報告が増えてきた。

 世界48の国・地域で感染者確認。
  これまでの29の国・地域
  + パキスタン、アフガニスタン、イラン、イラク、クウェート、バーレーン、オマーン、レバノン、イスラエル、ジョージア、ノルウェー、スイス、オーストリア、ルーマニア、クロアチア、北マケドニア、ギリシャ、アルジェリア、ブラジル

 最近まで感染者が1人も報告されていなかったイランで感染者が急増。感染者100人超・死者10人超(2月27日時点)。

 ヨーロッパでもイタリアで感染者・死者ともに急増。感染者400人超・死者10人超(2月27日時点)。

 カンコクも南東のテグ(大邱)を中心に急増。瞬く間に感染者1500人超・死者10人超(2月27日時点)。

 日本は感染者189人超・死者3人(2月27日時点)。

 南米にも上陸。

 今回の新型コロナウイルスはスマートで相当しぶとそう。

 横浜沖に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客は14日間の隔離が終わり、2月19日-21日の3日間で計970人が下船した。乗員は2月27日から下船。

 船内では十分隔離できていなかったようだが、いつ感染したのか有耶無耶。
 如何せん巨大クルーズ船だし、チャーター便で帰国した人への対応と重なっていたし、新型ウイルスだから検査するにも限界があった。
 死者が出てしまったのは気の毒だが、やるだけのことはやっていたと思う。最後以外。

赤:感染者1000人以上・死者10人以上
緑:日本の感染者数(189人)より少ない地域

 感染者1000人超 --- ブカンのある湖北省、広東省、河南省、浙江省、湖南省。
 死者10人超 --- 湖北省、河南省、黒竜江省。

 以下、日本における気になる対応。

  1.  湖北省・浙江省以外にも感染者1000人以上の地域があるのに依然入国制限しないまま。
     ※ 2月27日からカンコク テグと南東のチョンド(清道)郡も追加された。
  2.  チャイナからチャーター便で帰国した人の一部をすぐに帰宅させた --- その後、感染確認。

     新型コロナウイルスは発症していなくても感染するのが厄介。
      ※ WHOが定めた名称COVID-19があまり使われていないので、以下「新型コロナウイルス」。
     検査でいったん陰性と判定されても後日陽性と判定される事例が相次いでいる。
  3.  14日の経過観察を経てクルーズ船から下船した乗客(一応陰性)を直ぐに帰宅させた --- その後、感染確認。

     クルーズ船で感染が拡がっていなければ構わないが、検査をすり抜けるウイルスで、連日感染者が報告されて、検疫官まで感染しているわけだから……。

 国境緩和、ウイルス出動、ウイルス成長 --- 3本の毒矢デス。

 ブカン(武漢)封鎖から1ヶ月経って
 『大規模な感染拡大を防止するうえで重要な局面だ』
 『これまで先手先手で対応してきた』
 ・
 ・
 ・

 悪夢かな。

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日本の感染状況、対応策 

2月27日時点
水色:2週間以上前

 日本中感染者がじわじわ増えている。

 検査が十分行われていないという声もあるが、今のところ東京などの首都圏、北海道、愛知で感染者の増加が目立つ。

 首都圏は世界一過密な都市圏なので心配。

 北海道は広域で感染者が相次いでいるので心配。厳しい寒さも関係あるのかもしれない。

 今回の新型コロナウイルスは未だ不明な点が多い。

 例えばブカンと違って浙江省では感染者1000人超ながら死者1名。致死率1パーミル(0.1%)。
 これだけ見ると怖くない。

 一方イランでは突如感染者が増えて致死率10%超。

 カンコク、イタリアでは短期間で感染者が急速に増えて日本を一気に追い抜いた。

 いくつか条件が揃うと楽観視をあざ笑うかのように猛威を振るう。

 幸い治っている人は多々いる。
 一方、治ったと思ったら再び発症したという事例も報告されている。

 若い人でも重症化している人がいるし、一般人より感染防止の術を熟知しているはずの医療関係者も複数感染している。

 いろんな意見が交錯して惑わされるが、自己防衛しないといけないようだ。

 これまでに人から人へ感染したとみられているところは、
 家庭、観光バス、タクシー、クルーズ船、屋形船、病院、スポーツジム、……。

 感染者と同じ場所(閉鎖空間)に長時間(30分以上)居合わせると感染の可能性が高まると繰り返し言われている。
 ただ、雪まつりなども疑われているから、屋外ならば大丈夫というわけでもなさそうだ。

 追)雪まつりも会場内の屋台などで感染した疑いがある、とのこと。

 一方、チャーター便でチャイナから帰国した際、機内で感染が拡がっているわけではない。

 また、単に分かっていないだけかもしれないが、今のところ電車で感染が拡大しているという明白な報告はない。

 換気も関係あるようだが、見知らぬ人同士短い時間黙って居合わせるだけならば、電車やバスもあまり怖がらなくても良いのかもしれない。

 咳・くしゃみはアクシデントとして

 人・けものと話さない。
 やむを得ず話す場合は斜め向いて話す。
 長話しせずに立ち去る。

 これで大方大丈夫だろう。

 サイレント電車、サイレントバス、サイレントタクシー、サイレント屋形船ならば感染リスクはさほど高くないはず。

 サイレント学校、サイレントスポーツ、サイレントコンサートは難しい。

 病院は普通の風邪で済むはずがコロナウイルスをもらう可能性があるから注意が必要。ある意味一番危険なところかもしれない。

 マスクを買い求めるため長時間行列に並ぶのも良くないだろう。

 時間差トラップというか引っ掛かりそうなのが間接的な接触感染。
 ウイルスが付着しているモノを触った手で目・鼻・口をいじると感染する恐れがある。だから手洗いが大事だとよく言われる。

 この場合、感染者がいたことには違いないが、感染者と居合わせなくても感染しうるので巷で言う「濃厚接触」とは違う。

 生物の体外に出たウイルスはやがて感染力を失うが、種類によってまちまち。

 条件(温度、湿度、付着量、付着面など)にもよるが、1ヶ月以上堪えているウイルスもあるようだ。
  ※ 付着面が凹凸(ザラザラ)より平滑(ツルツル)のほうが「長生き」。

 インフルエンザウイルスは数時間から2日、とのこと。

 新型コロナウイルスは、いろんな情報が飛び交っているが、総合すると最長で数日から10日は堪えていそう。

 「潔癖症」でないとなかなか避けがたい。

 今後2週間(3月半ばまで)、全国で大規模イベント(スポーツ、コンサートなど)は行われないようだ。

 暖かくなっても終息しなかったら大変。

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ふシゼン
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