2024年2月17日、待望の新型ロケット H3 打上げ成功。
今回は[試験機]2号機。
特設サイト SPECIAL SITE(www.rocket.jaxa.jp/rocket/h3/tf2_special/)
初号機は1年近く前(2023年3月)、第2段エンジンが着火しなかった。
2023年内の再挑戦には至らなかったが、
H-IIA(H2A)は2回問題なく飛んでいて、
電気系統の問題点も究明、万全の対策施されて、
打上げ前のプロジェクトマネージャーも自信満々な感じに見えたので、
今度こそ成功するだろう、と思いながらライブ配信見ていた。
▼ 鹿児島県 JAXA種子島宇宙センター 打上げ前のH3ロケット(JAXAギャラリーから)
機体形態 TYPEは、H3-22S。
第1段エンジン LE-9:2基
固体ロケットブースター SRB-3:2本
フェアリング:S
フェアリングのRTFの文字の中に応援メッセージが書き込まれている。
Return To Flight(飛行再開フライト)
9時22分 リフトオフ LIFTOFF。
飛んで飛んで……
+1:04 機体速度 1591[km/h]、機体高度 11.7[km]
+1:57 固体ロケットブースター SRB-3分離
+2:00 機体速度 4249[km/h]、機体高度 45.6[km]
+3:00 機体速度 5917[km/h]、機体高度 89.8[km]
+3:32 フェアリング分離
+4:00 機体速度 7933[km/h]、機体高度 155[km]
もう空高く見えなくなって、
成功した気分になるけど、
前回もリフトオフから5分間は問題なかった。
前回は第2段エンジン分離後、着火しなかった。
今回は第2段エンジン燃焼。
+4:57 第1段エンジン燃焼終了
+5:00 機体速度 12978[km/h]、機体高度 265[km]
+5:04 第1段・第2段分離
+5:16 第2段エンジン第1回燃焼開始
この後、衛星分離も成功。大成功でした。
・ 超小型衛星2基 CE-SAT-IE、TIRSAT
・ ダミー衛星(ロケット性能確認用ペイロード Vehicle Evaluation Payload) VEP-4
今回、だいち4号 ALOS-4(光学衛星ではなくレーダー衛星)は搭載しなかった。だいち3号 ALOS-3と同じ質量のダミー衛星。
初号機もH3自体はメインエンジン問題なさそうだったので、本当は前向きに評価できた。
必要以上の重荷を背負わせてはいけない。
H2Aが、
2023年9月 47号機 ・・・ SLIM、XRISM搭載
2024年1月 48号機
の後、2024年度内、50号機で終了予定。
H3は打上げ価格半減(約100億円から約50億円)。
H3もH2Aのように実績築き上げていく。
記念すべき第一歩。