7月1日、富士山山梨側山開き(静岡側は7月10日)。
山梨側吉田ルートは今年(2024年)から登山規制。
通行料2000円徴収される。
登山者数は1日4000人までに制限。4000人超過日は数日程度とみられる。
支払い方法は、
・ Web上で予約(事前決済)。
富士登山オフィシャルサイト(www.fujisan-climb.jp/)から通行予約システムへ。
予約は前日まで。
当日天気悪そうだから登るのやーめたと予定変更しても返金されない。要注意。
・ 現地支払い(当日受付)も可能。
1日1000人以上分確保しているとのこと。
ただし、混雑・混乱の可能性あり。
昨年(2023年)作成した富士山のページから一部を分けて、写真など少し追加した。
富士スバルライン 富士山5合目
♪ 富士は日本一の山~
「ふじの山」のメロディーロード。
- 富士スバルライン(subaruline.jp/)
富士スバルラインは4ルート中唯一有料。西へ大回りしている分、無理のない勾配で、走りやすい。
登山シーズン中はマイカー通行ほぼ不可(EV、FCVは手続きすれば通行可)。
2024年の規制期間は7月5日-9月10日なので、7月最初だけ通行可。
富士吉田IC近くの山梨県立富士北麓P(富士山パーキング)で、シャトルバス、シャトルタクシーに乗り換え。
冬は積雪で上れなくなるが、富士スバルラインは原則年中営業している。
個人的には5合目ぶらりん。
マイカー規制期間の前後は酷く混雑する。
渋滞にハマったことあるが、下ってくる車がないので全然進まない。
ツラい。
夜なら大丈夫だろう?
ノン。
「考えることは皆同じだよ」。
富士山登山鉄道(富士スバルラインLRT化)の話が現実味帯びてきているが、
往復1万円!?
賛成の自治体もあるが、
富士吉田市は鉄道反対。電気バスで十分。
浅間神社も反対。
山小屋なども反対。
ちなみにスバルラインの大半は鳴沢村を走る。
LRT作るなら富士吉田から山中湖方面に作ってほしいな。
富士山5合目
富士スバルライン終点 富士山5合目は、テーマパーク感ある街。
- 富士山五合目観光協会(www.fujiyama5.jp/)
こみたけ売店、富士山みはらし、五合園レストハウス、……。
スカイパレス富士に富士山五合目総合管理センター。
子供の頃、何コレと思ったのは空気の缶づめ。
『ここでしか手に入らない』。
富士山めろんぱん
『ここ、五合目にしかない』。
小御嶽神社の祭神はイワナガヒメ(石長比売、磐長姫)。
浅間神社の祭神は妹のコノハナサクヤビメ(木花之佐久夜毘売、木花開耶姫)であることが多い。
ただし、富士が不死に由来するのであれば、イワナガヒメのほうが不死に近い神様。
富士山の元の山体が小御岳(こみたけ)で、地史的にも特別なところ。約10万年前に始まった噴火で古富士が造られていく前の山頂付近。標高約2300m。
今日の3000m超える富士山(新富士)は約1万年前から(縄文時代に)形造られた。
▼ 富士山5合目駐車場から
富士急雲上閣は、2014年リニューアル。
山頂が近くに見えて、
登れそうな気がしてくる---
狂騒の始まり。
▼ 富士山5合目から南アルプス
富士山5合目~吉田口5合目
富士スバルライン終点 富士山5合目は、実は、吉田口5合目ではなく河口湖口5合目。
林道を30分程歩いた先が吉田口5合目。佐藤小屋がある。
- 富士スバルライン 富士山5合目 - 泉ヶ滝 - 吉田口5合目
- 泉ヶ滝 - 吉田口6合目 - 吉田口7合目
▼ 林道から富士山5合目(河口湖口5合目)方面
お馬さん(富士吉田市乗馬組合)が林道歩いていた。
▼ 林道から山麓展望。河口湖・富士吉田方面
上の写真の中央右、扇状に広がっている街が富士吉田。その奥、富士急行・都留方面。
御坂山地の奥、甲府盆地の奥の山々もうっすら見えた。
泉ヶ滝の分岐から林道と分かれて6合目へ登る。
滝といっても水が流れていないが、大雨降ると滝になるらしい。
▼ 泉ヶ滝の上から吉田口5合目方面
上の写真の中央左(林道奥)が佐藤小屋、右上は経ヶ岳 六角堂(実は八角堂)。
6合目から吉田口5合目へ下って周回。
佐藤小屋は賑やかだった。長々休める。
登山シーズン外も営業している。
佐藤小屋のすぐ上に里見平★星観荘がある。
こちらはなぜか6合目。その上の経ヶ岳のもっと上まで6合目。
- 富士スバルライン 富士山5合目 - 泉ヶ滝 - 吉田口5合目 ・・・ 林道
- 泉ヶ滝 - 吉田口6合目
- 吉田口5合目 - 吉田口6合目
2024年から登山規制
登山規制ゲートは富士山5合目~泉ヶ滝の林道に設置。
午後4時-翌午前3時、閉鎖(山小屋宿泊予約済みの登山者除く)。下山は終日通過可能。
昨夏は8合目付近で規制しようと試みていたが、
結局、5合目に設置された。
避暑目的で林道ぶらぶらしづらくなった。
吉田口1合目(馬返し)から5合目・佐藤小屋へ登るのであれば、ゲート関係ない。
実のところウイルス禍前のほうが人多かった。
確かに登山道が過密になると危険だが、
本気で混雑対策するのであればスバルラインで大型バスを制限すれば効果ある。
きっと「弾丸登山」対策が主なのだろう。
任意の富士山保全協力金1000円は、その使途をみると、まあ、賛同できる。
一方、通行料のほうはモヤモヤ感ある。
「料金(税金)徴収する側=観光公害(オーバーツーリズム)を惹き起こしている側」という思いがつきまとうからだろう。もっとも国の異次元の(≒狂気の)インバウンド(訪日外国人)誘致・円安誘導が元凶なのだが。
通行税の使途はゲート整備・運営、外国人サポート、安全誘導・巡回指導など。
静岡側も来年以降、山梨側に合わせて規制しようという動きがある。
『富士吉田市歴史民俗博物館だより』によると
※ 今はふじさんミュージアム
江戸時代も入山料(山役銭)を徴収していた。
中身は参拝料に近い。
パーク(公園)化しすぎるから軽んじられる。
富士山は浅間大神の山。
今も8合目より上は神域。
国有地でも県有地でもない。
かつて国は争って敗訴した。
俗化、賊化
いっそのこと5合目より上も神域にして、参拝料に変えたほうが……
なんなら2合目より上も神域にして……
富士山に人が来なくなるとしたら神様が怒った時だけ。
山麓住民の声が大事。