結局何だったのだろう。
6月4日 20:00すぎから2~3時間、三浦半島の東側沿岸で異臭がするとの通報が相次いだ。
範囲は半島南部の三浦市南下浦町金田付近から横須賀市北部まで約20km。横須賀市長沢で通報が多かった。
風速3~4m/sの南風。
ゴムが焼けたようなにおい、ニンニクのようなきついにおい、化学薬品、シンナー……。
※ 神奈川新聞の記事などより
1日そこら調査して、原因不明で調査終わり。
早っ。
三浦半島で異臭、というとかつて宮川湾で“ガス帯”にまかれたことを思い出すが、範囲は限定的だった。
金田湾あたりだと雨崎の浄化センターが関係しているのか、とちょっと思ったが、今回報告されているニオイとは関係なさそう。
約20km離れた地点まで塊になって漂い続けるとも思えないし……。
環境省大気汚染物質広域監視システム そらまめ君(soramame.taiki.go.jp/)
を見たが、特に異常なし。OX(光化学オキシダント)が濃い目だが、三浦半島に限らない。
せっかくなので地図画像コピー。
追)そらまめ君HPリンク切れ。新HPは「そらまめくん」(soramame.env.go.jp/)
通報する人が500件以上ということは結構強い臭気ということだから、発生源がゆっくりと南から北へ移動していた可能性のほうが高そう。
例えば、オイルタンカー、ケミカルタンカー。
リアルタイムで嗅ぎ付けていれば、
マリントラフィック MarineTraffic(www.marinetraffic.com/)
で航行中の船について調べることもできるが、ニュースで知ったのは翌日。
一応、調査の結果、陸上・海上で事故はなく、航行する船からも異臭に関する情報はない、とのこと。
あとは……
青潮・赤潮?
でも航行する船から情報はないわけだし……。
今回報告されているニオイとは違う感じ。
あとは何だろう。
地震?
地震に伴うニオイは常識なのでしょうか?
幸い?一度も嗅いだことはない。それとも気付かないだけなのか。
地下の岩盤が破壊されて、ガスが放出されるとか地上にて発光現象がみられるとかいうけど、ニンニクのようなニオイがして、地震が来るぞーーー、とはならないだろう。
異臭騒動から1週間近く経過し、その間、三浦半島で大きな地震は起こっていない。
昨今地震が茨城、千葉、飛騨地方など各地で度々起こっていることに加えて、三浦半島は活断層が複数通っているところだから、地震と結びつけられるのかもしれないが、まあ関係ないだろう。
あとは軍関連か。
ニオイ成分の特定は手軽にできないし、言葉でうまく表現できないのが何とももどかしい。