先日(2023年12月10日)、小田急電鉄の「白いロマンスカー」 VSE Vault Super Express(50000形)が惜しまれながらラストラン。定期運行は既に終わっていたが(2022年3月)、完全に引退。
ひときわ目をひく車両だった。
▼ ありし日のVSE in 箱根湯本駅
箱根湯本散策
小田原駅-箱根湯本駅は小田急の電車が走っているが、小田急電鉄ではなく箱根登山鉄道の路線。
小田急は狭軌で、
箱根湯本から先が標準軌。山登り区間。
箱根湯本で、
・ 早川沿いの登山鉄道、国道1号
・ 須雲川沿いの東海道旧街道(14-732)、箱根新道
の二手に分かれる。
▼ 箱根湯本駅から
- 箱根湯本駅 - 湯本橋 - 旭橋 - 塔ノ沢
- 箱根湯本駅 - あじさい橋 - 早雲公園 - 早雲寺
駅を出て国道1号沿いの商店街をぶらぶら歩くのが定番。
箱根まんじゅう、箱根ラスク、ひもの、……。
旭橋が街のはずれで、その先に湯坂路(鎌倉古道)入口(浅間山登山口)がある。
駅を出て国道1号を渡った先に赤い橋(あじさい橋)があり、こちらは比較的静か。突き当たり上に(湯本の)富士屋ホテル。
▼ あじさい橋から早川上流方向
川沿いをぶらぶら歩くこともできる。
湯葉丼、湯もち(ちもと)、とろろそば、……。
箱根町役場の駐車場が料金手頃だったので利用したことがある。
近くに無料Pもあったが、停められなくなった。
町役場に郷土資料館併設。
あじさい橋から早雲公園を通って旧街道に出れる。
早雲寺は戦国時代の[後]北条氏の菩提寺。1521年創建。境内はかつてもっと広大で関東随一の寺院だったとのこと。[箱根]湯本は門前町でもあった。
豊臣秀吉が東の石垣山に[一夜]城を築く前、本陣を置いて、荒廃。のち再興。
早川の早と須雲川の雲で早雲。
早雲寺から旧街道少し奥の正眼寺(しょうげんじ)は、鎌倉時代の曾我兄弟ゆかりの寺。地蔵堂が前身。
箱根湯本温泉
- 湯本橋 - [湯場]滝通り - 奥湯本 … 畑宿
箱根湯本温泉は箱根温泉中最古。奈良時代開湯。
今日のメイン通りは国道1号で、素通りしがちだが、須雲川、旧街道のほうに温泉宿が集中している。旭橋手前の湯本橋が温泉場入口。
湯本の日帰り温泉は、
・ 箱根湯本駅傍の「かっぱ天国」
・ 「箱根湯寮」は塔ノ沢エリア。無料送迎バス有り
・ 旭橋の先に「和泉」
箱根湯本駅の近くにあった「弥次喜多の湯」は閉館。
旧街道のほうに
・ 弥坂湯 ・・・ 大衆浴場
・ 箱根の湯
・ 湯の里おかだ
・ 天山湯治郷 ・・・ 奥湯本
路線バスの他、宿共同の温泉場送迎バス(オレンジバス)も出ている。
温泉宿多数。
日帰り可能な温泉宿もある。
湯本富士屋ホテル、天成園など。
- 箱根湯本観光協会(www.hakoneyumoto.com/)
- 箱根湯本温泉旅館組合(hakoneyumoto-ryokan-hotel.com/)
滝があるから滝通り。奥のほうの天成園に滝がある。
滝通りは道幅が狭いので、車は運転注意。
天成園は旧稲葉家(小田原藩主)別邸。庭園見学は無料。
アヒルが歩いていた。
玉簾(たまだれ)の滝
与謝野晶子と荻原井泉水の句碑。
瀧は玉だれ天女しらぶる琴を聞く
萩原ではなく、坂ではなく、荻原(おぎわら)井泉水(せいせんすい)でございます。
もう1つの滝は飛烟(ひえん)の滝。
湯坂山から湧き出る伏流水。
階段上って玉簾神社へお参り。
天成園の温泉は屋上にある。
温泉場入口近くの吉池旅館も庭園見学、日帰り可能な温泉宿。旧岩崎家(三菱)別邸。
温泉場入口近くの熊野神社が「箱根温泉発祥之地」。