地球誕生から約46億年。
約1億年前は恐竜繁栄の時代。中生代 白亜紀。
約6600万年前、恐竜絶滅。以降、現在に至るまで新生代。
地球史上、生物の大量絶滅は5回。
恐竜絶滅は最後の5回目。
K-Pg境界(かつてはK-T境界)。
原因は巨大隕石の衝突。メキシコ ユカタン半島。
衝突から恐竜絶滅に至るまでの過程は依然不明な点もある。
白亜紀の大陸の位置は現在とは異なるが、まあまあ現在の大陸の位置に近づいていて、海で隔てられた各大陸に恐竜が生息していた。南極にも。
恐竜絶滅後、哺乳類が繁栄。
恐竜から鳥類へ
鳥類は恐竜から分かれたので、恐竜の生き残りとも言えるが、
肉食で凶暴なティラノサウルスなどを含む獣脚類から分かれて、
現在の小鳥に至ったとは俄かには信じ難い。
昨夏(2024年夏)、横浜で見た巨大恐竜展の最後が『巨大恐竜の終焉』。
白亜紀に入ってから竜脚類が減少、角竜類が増加、
鳥脚類、鎧竜類が増加、
という説明。
魚竜類、翼竜類、鱗竜類(首長竜など)は爬虫類。
爬虫類から分かれた一群が恐竜。
▼ プテラノドンは翼竜類
白亜紀。北米大陸など。翼開長7m。
翼竜類はジュラ紀の前の三畳紀に登場。
※ 中生代は三畳紀 - ジュラ紀 - 白亜紀
白亜紀の次が新生代 古第三紀
翼があっても鳥ではない。
小型の翼竜類はだんだん減少、代わって鳥類が増加。
アーケオプテリクス(アルカエオプテリクス、始祖鳥)はジュラ紀後期(約1億5000万年前)に登場。
鳥よりも恐竜に近いと言われたり、発見以来論争絶えないが、分類上鳥類。
※ 1860年、ドイツで発見
(鳥にはない)歯がある
(鳥の特徴の)羽毛がある
大きさはカラスくらい
現生鳥類の直接の祖先ではないらしい。
ひとまず羽毛恐竜が共通の祖先。
始祖鳥の後、白亜紀のコンフシウソルニス(コンフキウソルニス、孔子鳥)は小鳥サイズ。
恐竜絶滅後の新生代、「巨鳥」が登場。
▼ ガストルニス
2mくらい。新生代 古第三紀。
肉食の「恐鳥」か草食か、最新の研究では後者のようだが、
後者なら「トリウマ」化して仲良くなりたい。
分類はキジカモ類。
上の写真の右はダチョウ目の「巨鳥」エピオルニス。
17-18世紀頃までマダガスカルに生息していた。
約3m。卵が巨大。
ニュー・ジーランドの「巨鳥」モアも数百年前まで生息していた。
ダチョウの仲間(走鳥類)は小鳥と違って恐竜っぽさ、怪鳥っぽさが感じられなくもない。
大型化したり小型化したり、いろいろと生物の進化は不思議。
人類の歴史はまだまだ短い。
人生は一瞬。
▼ キケンな鳥
ヒクイドリ in 国立科学博物館(東京・上野) 特別展「鳥」(2025年2月24日まで)。