BEIJING ZOZZ。2月4日-20日。
北京は英語だとベイジンだが、ペキンのほうが馴染み深いので以下みなペキンと表記します。
ペキン五輪も夏の東京五輪同様、無観客開催(関係者のみ)。
直前になっても盛り上がることなく静かに始まった。
チャイナは新型コロナウイルス発生国だが、発生初期を除けば、感染拡大をずっと抑えてきた。それでも無観客。
(現在流行中の)オミクロン株に罹らないようにすることが選手にとって第一の難関になっている。
冬季五輪は夏と違って普段あまり耳にしない都市で開催されることもあるので新鮮味がある。
前々回(2014年)のソチはあまり知らないところ、
前回(2018年)のピョンチャン(平昌)は全く知らないところだった。
今回はペキンだが、スキー、スノーボードをやっているところはチョウカコウ(張家口)。ペキンの北西約180km。ちょっと歴史で触れることがあるかもしれないが、あまり知らないところ。
前回同様、雪国ではないので、人工雪頼み。
硬い雪面、強風吹きさらし、……。
灰色のイメージ抱いていたが、空が青く見える。
期待していたジャンプで小林選手が見事にV。感慨深い。
ペキン(北京)
チャイナの首都。北緯おおよそ40°で結構北に位置している。
歴史的には、
元(ゲン)の都・「大都」。
明(ミン)の都。当初の都・ナンキン(南京)から遷都して「北京」に改称。
清(シン)の都。
もっと古くから北方民族と漢族がせめぎ合っていた。
今日、ペキン市街中心は故宮(こきゅう)博物院。
明・清の宮殿・紫禁城(しきんじょう)跡。
その南が天安門広場。事件があったのは1989年だから30年以上前。
広場の西側が人民大会堂。日本で謂う国会議事堂。
南の天壇(てんだん)は、明・清の皇帝が天に祈願した祭壇。
天安門の東西が繁華街。ペキン駅は東側。
もっと東にユニバーサル・ペキン・リゾート。昨年(2021年)、ちゃっかりOPEN。
2008年夏のメインスタジアム「鳥の巣」などがあるオリンピック公園は市街地の北。
「奥林匹克」でオリンピック。
「速滑」でスピードスケート。
「花様滑氷(花样滑冰)」でフィギュア・スケート。
「氷壺」でカーリング。
「加油」で頑張れ。
ペキン市街の冬季五輪会場は、オリンピック公園周辺含め2、3点在。
追)フィギュア・スケート会場の首都体育館はペキン北駅の近く。隣にペキン動物園、国家図書館
ビッグエア会場は、さらに西のセキケイザン(石景山)区。首鋼集団の製鉄所跡。選手の背景に巨大な冷却塔が映り込んでいた
ペキン首都空港は市街地から北東。
盧溝橋(ろこうきょう)は市街地から南西。
もっと南西にペキン原人遺跡。周口店(しゅうこうてん)。
2019年、市街地の南方に巨大新空港ダイコウ(大興)空港が開業。
ペキン西~ダイコウ空港間の高速鉄道も開通。さらに南西のユウアン(雄安)という新区(新都市)まで延伸。「京雄」高速鉄道。
ペキンの南東はテンシン(天津)、そして渤海(ぼっかい)。
ペキン郊外 「京張」
冬季五輪会場は大きく分けてペキン市街、エンケイ、チョウカコウの3エリア。
ペキン北~チョウカコウ間に「京張」高速鉄道が新設された。
エンケイ(延慶)
今はペキン市の一区。市街地から北西。
万里の長城のうちペキン市街から近いところが、八達嶺(はったつれい、バーダーリン)。
従来の鉄道駅とは別に「京張」高速鉄道の駅ができた。
ロープウェイもある。
五輪会場の海坨山(ハイトゥオ山)は長城よりも北。
アルペンスキー、ソリ(ボブスレーなど)の会場。
チョウカコウ(張家口)
河北省の都市。読みはチャンチアコウ、チャンジアコウなど。
五輪会場はチョウカコウ市街から北東・崇礼(すうれい)区の太子城駅周辺に点在。
太子城駅は「京張」高速鉄道の支線。
1000人規模の村があった、とのこと。
スキー、スノーボードの多くがこのエリア。ジャンプもココ。
雲頂スノーパークの「雲頂」は場所の名前ではなく企業名。ゲンティン Genting。
そう言えば(昨年中止になった)横浜のIRの候補2社のうちの片方がゲンティンだった。
チョウカコウの北は[内]モンゴル。