南関東は節分の日(2月2日)が寒かったが、今週は今季最強の寒波襲来。
2月4日から全国各地で大雪予想。
神奈川は朝、氷点下1.5℃。
▼ 2月5日の寒気。吉田産業海洋気象事業部 寒気予想(www.ystenki.jp/kanki.html)から
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北海道十勝地方では少し早く2月3日夜から4日朝の12時間で記録的大雪。
帯広:120cm、本別:107cm、芽室:105cm、浦幌:78cm、……。
それまではほとんど積雪なかったが、
寒気が南下して来るよりも少し早く一夜ドカ雪。
海の海面水温が平年より高い ⇒ 大気中の水蒸気量が多い
ということで、線状降水帯・集中豪雨の雪バージョンみたいなことになったらしい。
▼ 気象庁HPの「気象衛星ひまわり」のページから2月4日4:00の赤外画像
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日本海ではなく太平洋からの雲が十勝地方へドカ雪もたらした。
▼ 気象庁HPから天気図
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冬の線状降水帯と言えば、日本海から北陸地方などに大雪降らせるJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)。
2月5日は新潟、富山などで大雪。
▼ 気象庁HPの「気象衛星ひまわり」のページから2月5日12:00のトゥルーカラー再現画像
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大陸から石川~富山あたりに向かって雲が帯状に濃く見える。
▼ 2月5日 積雪の深さ(アメダス積雪計観測値プロット)
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2月5日 日最深積雪
青森 酸ヶ湯:391cm
山形 大井沢:295cm、肘折:292cm、
新潟 守門:292cm、津南:283cm、十日町:204cm、
福島 只見:253cm、
岐阜 白川:249cm、
2月6日 日最深積雪
青森 酸ヶ湯:394cm
山形 大井沢:304cm、肘折:302cm、
新潟 守門:316cm、津南:300cm、十日町:225cm、
福島 只見:280cm、
岐阜 白川:260cm、
青森 酸ヶ湯は八甲田山のほぼ山中。1月に400cm超積雪。
青森県は年末年始に災害級の記録的大雪。
▼ 2月6日 積雪の深さ(解析積雪深)
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モデルから計算。約5km四方メッシュ。積雪計が設置されていない地域についても状況把握できる。
四国も積雪。
九州も鹿児島まで積雪。
気象庁によると
今冬はラニーニャではないけれども
『ラニーニャ現象に近い状態となっている。』
ラニーニャモドキかな。
モドキだと北日本が厳冬傾向とのこと。
2017年-2018年の冬
2020年-2021年の冬
2021年-2023年の冬
がラニーニャ。
大寒波や車の「立往生」(車の滞留)のニュースが多々耳入って来る時と重なる。
今回の寒波は数年に一度と言われているが、2021年1月が寒かった。
2023年-2024年の冬はエルニーニョ。暖冬傾向。
※ 2024年6月、エルニーニョ終息
エルニーニョだと冷夏傾向
なお、2024年夏は猛暑だった
確かにここ2年くらい雪関連の記事書いてない。
今週末にかけて寒さが続く今季最長の寒波。
体調に気をつけて乗り切ろう。