先週末の予報だと8月末の首都圏は曇マークばかりで、お日様マークはなかったが、毎日晴れ晴れ。
猛暑の峠は越えたが、まだ暑い。
東の太平洋高気圧が予想より強かったせいか、台風10号は予想より西へ逸れた。
変わりやすい天気。
変わりやすい天気予報。
8月24日-27日
台風10号は先日の台風7号同様、発達しながら北上して中心気圧950hPaで日本列島上陸の可能性がある危険な台風。
予想される最大瞬間風速60m/s。
▼ 8月24日6時 気象庁HP(www.jma.go.jp/) - 防災情報 - 台風情報から
当初は紀伊半島付近に向かってくる予想コース。
2018年の台風21号の再来か、大阪の万博会場危うし、と思われたが……。
▼ 同じく24日朝 GPV Weather - 各国モデルの台風進路予想のページ(www.gpvweather.com/typmodels.php)閲覧
JMA Japan Meteorological Agency(日本気象庁)
ECMWF European Centre for Medium-Range Weather Forecast(欧州中期予報センター)
UKMO U.K. MetOffice(イギリス気象庁)
JTWC Joint Typhoon Warning Center([アメリカ軍]合同台風警報センター)
GFS ・・・ アメリカ NOAA(国立海洋大気庁)のモデル
(AOMLもNOAA)
ENSはアンサンブル Ensemble。誤差事前把握のための予報
▼ 8月25日6時
一時は東寄りの伊勢湾~静岡に直撃する予想に変わったが、
一転、西寄りの四国直撃コースに変わった。
▼ 8月26日6時
前日朝は28日(水)に中心気圧955hPaで四国上陸の予想だったが、さらに西寄りの進路に変わった。28日-29日、950hPaで喜界島・奄美大島~屋久島付近通過-九州上陸予想。
8月27日朝
進路は前日朝同様、喜界島・奄美大島~屋久島付近通過~九州上陸~日本列島縦断コース。
奄美~九州上陸は28日-30日。前日の予想よりも1日ずれている。その間、まだ発達して中心気圧950-960hPa予想なので被害が出る恐れがある。
▼ 8月27日21時
28日に中心気圧935hPaまで発達する予想に変わった。
予想される最大瞬間風速70m/s。
来襲1日前に大きく変わるというのはなかなかない。
喜界島・奄美大島~トカラ列島~屋久島付近に留まる感じなので心配。
29日、九州の西寄りを北上。予想中心気圧965hPa。
29日追)29日、中心気圧935-950hPaで鹿児島の西を北上
枕崎で最大瞬間風速50m/s超
宮崎で竜巻発生
有明海から瀬戸内海へ向かう予想
2022年9月の台風14号が似たような「非常に強い台風」だった。
この時は屋久島や大分 蒲江で最大瞬間風速50m/s超記録。
強風、豪雨だけでなく
高潮にも気をつけないといけない。
極力被害が抑えられれば良いが……。
予想困難
昨年(2023年)8月の台風6号も進路予想がばらついていたが、
西か東か決まらなかった台風というと2019年の台風10号。この時も8月。
東の太平洋高気圧が張り出してくるか否か予想困難だった。
今回はだんだん進路が西寄りに変わって、
速度も中心気圧も変わった。
どの機関の予想もずれずれ。
台風の西側上空にできた寒冷渦のせいらしい。
※ 寒冷渦:蛇行する偏西風からちぎれた(切り離された)低気圧(寒冷低気圧)。台風と同じく反時計回り
寒冷渦は大気の状態を不安定にする。
寒冷渦の「背負い投げ」。
予想困難。
偏西風が日本の北を流れているので、九州から先の予報円も依然大きいまま。
予想困難。