週末(12月18・19日)は寒かった。神奈川でも氷点下。
北海道など日本海側は大雪。
寒気予想見ると来週末(26・27日)も寒そう。
昨年はラニーニャでも寒かったのは1月半ばまでだった。
今年もラニーニャだが昨年同様だと助かる。
なお、ラニーニャと似て非なるラニーニャモドキというのもあるようで、昨年も今年もこちらのようです。
※ JAMSTEC(海洋研究開発機構)(www.jamstec.go.jp/) - トピックス 2021/11/12
ラニーニャだと西日本が厳冬傾向
ラニーニャモドキだと北日本が厳冬傾向
突風
寒気が入り込んで暖気とぶつかると荒天になる。
12月17日の朝、神奈川県東部に竜巻注意情報(気象庁)が出ていたが、その日の夜、空がゴーゴー鳴り出して突風が吹いた。
台風が来た時のような音で、ゴーゴー鳴っているところが近づいたり遠ざかったり、動き回っているようだった。
先日アメリカで大きな竜巻被害があったばかりだから、竜巻がクルクル脳裡をよぎった。
今月(12月)1日にも神奈川(藤沢など)で突風(風速約35m/s)が吹いている。
一応、竜巻注意情報が出ていたようだが(真夜中発表なので就寝充電中)、
知ったところで、
空の様子に注意して
頑丈な建物へ避難しましょう
だから為す術ほとんど無い。
この日(12月1日)は静岡、三重、栃木でも突風(風速30-35m/s)が吹いた。
竜巻
気象庁HP … 竜巻等の突風データベース(www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/)
を覗いて見た。
近年竜巻(のニュース)が増えているように感じていたが、
竜巻発生確認数を見ると、顕著に増えているというわけでもなさそう。
竜巻の月別発生確認数は、9月をピークとして7月-11月が多い。台風シーズンと重なる。
先日のアメリカの竜巻は季節外れ(シーズンオフ)の竜巻被害ということだったが、竜巻が発生しない季節というのはないようだ。
「竜巻等の突風データベース」にいくつかある突風分布図のうち
竜巻分布図(スケール別) 1961~2019年
が下図。
山間部での発生は少ない。
沿岸部、関東平野は多い。
だいたいイメージどおり。
北海道道東は少ない。
しかしながら戦後国内最大の竜巻被害は、
2006年11月7日 北海道佐呂間町の竜巻。規模:F3。
※ 規模 Fは藤田[・ピアソン・]スケール
2006年まで戦後最大の竜巻被害は、
1990年12月11日 千葉県茂原市の竜巻。規模:F3。
時期的に今頃。
割と記憶に新しい竜巻は、
2012年5月6日 茨城県常総市、つくば市の竜巻。規模:F3。
上記3件は風速おおよそ80m/s。
当ブログ開始(2019年6月)以降では、
2019年10月12日 大型台風19号襲来の際、千葉県市原市で竜巻発生。規模:F2。風速約65m/s。
2021年5月1日 静岡県牧之原市の竜巻。規模:F2、風速約65m/s(当初推定55m/s)。
「竜巻等の突風データベース」によれば上記2件の他、(海上の竜巻を除いて)30件近く発生している。うち約10件がF1規模で、F2が1件。
2019年9月22日 宮崎県延岡市の竜巻。規模:F2、風速約55m/s。
F1で風速おおよそ40m/s超。
気候変動の理解のためにも渦(うず)について理解を深めよう、と思った。
大気の渦、海洋の渦、……。
今年の漢字は「禍」。