アメリカ大統領選挙(2020年) 延長戦

LIFE

 4年に1度のアメリカ最大の祭典?大統領選挙。

 日本でも年中ニュースでやっていて、場合によっては国内のニュースそっちのけでトップニュース。どこの国もこうなんでしょうか。

 今回は4年前と違って現職対新人だから、余程のことがなければ現職勝利のはずだったが、その余程のことがあるので、選挙前のメディアの大方の予想(願望込み)は大統領交代だった。

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50州色分け

 アメリカの大統領は、単純に有権者の投票数の総計で決まるわけではなく、州毎に割り当てられている「選挙人 Elector」の獲得競争で決まる。
 多い順にカリフォルニア州55人、テキサス州38人、ニュー・ヨーク州29人、フロリダ州29人、ペンシルベニア州20人、イリノイ州20人、……。
 総計538人なので、「選挙人」270以上獲得で過半数到達すなわち勝ち。

 メイン州とネブラスカ州以外、勝った陣営が「選挙人」を総て獲得できる。
 例えばカリフォルニア州の場合、どんなに僅差であっても勝ったほうが「選挙人」55全てを獲得し、負けたほうは0。結果は大差になる。

 よその国の選挙だから、あまり詳しくなる必要はないが、色分けだけしておいた。

 赤色の州が共和党(トランプ氏)、青色の州が民主党(バイデン氏)。
  ※ 6州まだ結果が出ていない
 モザイク状ではなく、西・中・北東とくっきり分かれている。

 4年前はメディアの大方の予想に反してトランプ氏が勝つのではなかろうか、と思っていたら勝った。

  •  パワフルな人がリーダーとして好まれる印象。
  •  女性だから女性を応援するわけでもない。
  •  アメリカの映画、音楽、ベースボール、プロレス、……を見ているとトランプ氏みたいな人たくさんいるし、
  •  トランプ氏が言っていることは多分多くのアメリカンの本音。
  •  アメリカンはサプライズが好きそうだ。

などの理由。

 大富豪に権力持たせてしまうのは如何なものかと思ったが、いきすぎたグローバル化にブレーキをかけてくれる大富豪は多くない。
 もっともアメリカ・ファーストなだけだが……。

 当初政策で気になったのは、
 メキシコとの国境の壁の建設と中東におけるイスラエルへの過剰な肩入れの2点ぐらい。
 あとは対北チョウセンが少々怪しかったのと
 国際協調がなさすぎるのと……。

 今回の選挙までに余程のこと

  •  相次ぐ高官の辞任・解任
  •  新型コロナウイルスで死者多数

があったが、バイデン氏もまた高齢なので、どちらが勝つか分からなかった。
 やはり大接戦。

 トランプ大統領負けそうだが、まだ勝敗確定せず。
 投票に不正があったと主張して法廷闘争へ。

 日本では民主党より共和党が良いと公言する人もいるが、
 2期目に入ったら日本にも無茶な要求をしてくるかもしれないし、
 逆に大統領が交代しても途端親中になるという状況でもない。

 だいたい今の日本政府だって端から見たら親中なわけだし……。

 まあ、よその国のことだから、どちらが良いか悪いか気を揉むのは本来おかしなことだが、第一の同盟国がどこまで不安定化していくのか気にならないと言えば嘘になる。

 新大統領就任は来年1月。

 追) 全50州確定
    「選挙人」 - 民主党306、共和党232

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