衆議院選挙、アメリカ大統領選挙、兵庫県知事選挙と相次いで予想がズレた印象。
特に失職・再選した兵庫県知事に関しては連日テレビ TVで尋常ではない扱いをされていたので、“民意”と特大のズレになった。
細かな点までは分からないが、
TV、新聞など従来のメディア(オールド・メディアとも)と動画投稿サイト YouTube、SNSなどネット・メディアを比較・対立的に見る向きも多い。
これらメディアのうちTVは一方的に配信されて、長らく多くの人に見られてきた。
昔から
・ 見たいものが見れない
・ 見たくないものを見せられる
といった不満は大なり小なりつきものだが、
いろいろ不信感を抱かれているようで……。
前々から
・ 中立・公平をうたっていながら報道が偏っている
・ アンケート調査は信用できるのか
などなど違和感や疑問を抱いた際、
実のところどうなのか
インターネットで探ることができたが、そこから大きな世論形成までには至らなかった。
TVよりもネットが力を発揮した顕著な事象は過去にもあった。
・ 2010年、尖閣諸島沖のチャイナ漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件で、その様子がYouTubeに流出した。
・ 2011年、福島第一原発事故の現況詳細はインターネットで情報漁る必要があった。原子炉(建屋)爆発の様子もネットで見れた。
今、ネットは膨大な情報量だけでなく伝わるスピードも速い。瞬く間に世界中伝播する。
信用できない情報も多々あるが、時にTVが伝えない重要な情報も流れる。
近頃は画像・映像付きのSNSも拡がって、既にマス・メディア化しているような気配があったが、今回大きな世論形成に至った。
若い世代がTVを見ない、みな四六時中SNS、ということであれば、今後益々マス化の可能性もあるが、
脆弱な面もあるので一過性の事象で終わる可能性もある。
TV批判している人も何だかんだTV見ているのでは……。
ホントに見ていないと知らない人だらけになる。
TVもニュース・報道やバラエティ以外に目を向ければ、優良コンテンツはある。
スポーツ番組はその1つ。
だが、サッカー日本代表の試合がTV放映なかったり、減少傾向。
ボクシングも5月の井上 vs ネリは、世紀の大番狂わせ・タイソンの試合(1990年)以来の東京ドーム開催だったが、TV放映なかった。
代わりにネット動画配信の存在感が大きくなっている。
日本で根付くかどうか分からないが、ニワカ層に見られなくなると、スター選手が生まれにくくなるかもしれない。
今、野球のプレミア12の最中だが、
昨年(2023年)WBCの時にTVが“突然死”した。
店頭に並んでいるTVはみな大画面。40インチで小さいほう。
高価だな。
庶民がTV離れしているのではなく、TVが庶民離れしているのかもしれない。