ベルサイユのばら アレコレ

LIFE

 2025年、劇場アニメ「ベルサイユのばら」(verbara-movie.jp/)

 観にゆくことに迷いはなかったが、
 公開後しばらくは女性客ばかりで浮いてしまいそうに思えたので、
 落ち着いてから3月頃観にいく---
 つもりでいたが、
 上映回数1日1回2回?
 でも満席に近いじゃん、
 ということで観てきた。

 どう使うんだろう?

 ベルサイユのばら(以下「ベルばら」)は、1970年代誕生の漫画、アニメ。
 少女漫画の頂点的存在なので作品名を知らない人はいなかったと思うが、当時、男の子は少女漫画読めるような雰囲気なかった(今は知らない)。アニメのほうは幾分ハードル下がって見ていた人もいるかもしれないが、男の子は立入禁止みたいな世界だった。
 でも「キャンディ♡キャンディ」見てました。
 姉がいたので「ときめきトゥナイト」読んでました。
 向こう三軒両隣みな女姉妹、男の子私だけという極めて稀な“女村”育ちでありました。

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「ベルばら」鑑賞

 とはいえ「ベルばら」は断片的にしか知らなかったので、ずーっと過った見方をしていた。

 パリの街をぶらついて、気がつくとフランス革命巡りになっていて、その後、関心度が高まって、アニメの「ベルばら」見たら、
 なんとナント、オスカルは女性だった!!。
 別に秘密でも何でもなく……。
 それまでずーっと男だと思っていて、
 オスカルとマリー・アントワネットの恋愛物語だと思っていて、
 オスカルとアンドレが競い合ってアントワネットに近づこうとする物語だと思っていた。
 全然違うじゃん。

 宝塚歌劇団の「ベルばら」でオスカル~、オスカル様~と女性が騒いでいたのは、女性が女性に恋していたということ?。
 まあ、格好良いことは確か。

 オスカル父(ジャルジェ将軍) 「よし決めたお前は男だ」  へっ

 オルレアン公 「その名を口にするなと言ったはず」  うわーっ

 最初から話がブッ飛んでいるので、いったん見始めると止まらない。

 デュ・バリー夫人 人殺し
 ド・ゲメネ公爵 人殺し

 ダークだなあ。

 かわいそうなロザリー。

 ポリニャック夫人 ヤバイ。あんたのほうがおそろしい。

 「文句があったらいつでも
 ベルサイユへ
 いらっしゃい」

 序盤はマリー・アントワネットのキャハハ具合が癒し。
 わたしの幸せはみんなの幸せ---
 時々いるよ、こういう人。

 「ベルばら」の内容はフランス革命に至るまでの史実がベースで、思っていたほど女性向けの物語というわけではなかった。少女向けにしては難しいところもある、と思う。

 王妃マリー・アントワネットや国王ルイ16世の他にも登場人物は多々実在の人物がモデルになっていて、
 フェルゼンもその1人。スウェーデン人伯爵。
 この男のせいでみな狂ってしまった……。好い人だけど。

 「ベルばらポスターメーカー」で作成

 フランス革命は1789年から1799年。その間、「恐怖政治」。国王・王妃の処刑は1793年。
 革命後、ナポレオン戦争。
 フランスとオーストリアの関係、アメリカ独立戦争、ルソーが撒いた種、……
 「ベルばら」見ると関心度が高まる。

 「ベルばら」見るまでよく知らなかったが、ルイ16世が好い人すぎる。
 個人的にはルイ16世とマリー・アントワネットの即位のシーンが好み。えー、まだ早いー、といった怯える描写が。既にこの時点で行く末が暗示されているように見える。

 今回の映画はアニメのダークな場面があまりないので、
 安心して?観れる。
 漫画(原作)とアニメが違っていて、宝塚歌劇(ミュージカル)も違っていて、今回の映画も違っていて、思い入れある大ファンの人ほど賛否の声あるようだけど、
 ロザリーの出番がないとか、ロザリーもっと見せろとか……

 Gundam Beginning観た後だと、ベルばらEndingもオスカルとアンドレの逃避行に変えてしまうのもあり……
 いや、ないか、
 あっちがオカシイ。

 あっちのオープニングはア然としたが、
 こっちのオープニングは感慨深いものがあった。

 !。こう使うんだっ。

 若さゆえの~

 お守りすると言ったけど~

 音楽プロデューサーがユニコーンガンダムなどの澤野氏。

 ちょっとネタバレすると---
 ルイ16世は歌わない。

 あっという間の2時間でありました。

 薔薇です。「ベルばら」

 プリンセスミチコ in 横須賀 ヴェルニー(ベルニー)公園

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