上野駅公園口から上野公園。
国立西洋美術館が「モネ 睡蓮のとき」で、大行列。
少々不安になったが、国立科学博物館の特別展「鳥」(toriten.exhn.jp/)は、すんなり入れた。
中入ったら混んでいたけど。
最初はクジャクがお出迎え。
国内絶滅種のキタタキ、復活のトキ、コウノトリ、ヤンバルクイナなどの剥製標本。
飛行、滑空する生物
こんどる
こんどる
ジグザグ巡る
恐竜から鳥類へ。
次のページにまとめておいた。
アーケオプテリクス(始祖鳥)など獣脚類の羽毛恐竜から鳥類が分かれて、
約6600万年前、隕石衝突で恐竜絶滅。
走鳥類の祖先は絶滅を免れた。
キジカモ類の祖先も中生代に存在していたようで、絶滅を免れた。
卵を温めて孵化させる抱卵行動は鳥類になる前から。
恐竜の卵の孵化は鳥類よりも時間がかかった。
見上げると……あほうどり?
ペラゴルニス・サンデルシという鳥でした。本展の目玉の1つ。
約2500万年前。
『史上最大の飛べる鳥。翼開長7m』。プテラノドンのサイズ。
アホウドリは水鳥類だが、ペラゴルニスはキジカモ類。
走鳥類から小鳥まで
現生鳥類はダチョウ目から種数最大のスズメ目まで44目に分類。
個人的に以前まとめた表が40目だったので、どこかが変わっている。
どこだろう?と思って系統樹見たら
ヨタカ目1目5科がヨタカ目など5目に分類されていた。
現生鳥類のうち走鳥類(古口蓋類)、キジカモ類以外は新鳥類という分類。恐竜絶滅後の新生代に入ってまもなく分化、多様化していったよう。
現生鳥類は手持ちの昔の図鑑だと世界約9000種、日本500種超だが、
今は世界約11000種、日本600種超。
あちこち出歩く人であれば、日本国内100種以上の野鳥に出会えると思うが、200種以上は積極的に探さないと難しい。種の同定も難しくなってくる。
ダチョウ目など走鳥類から剥製標本ズラリ。
ヒクイドリ、エミュー、ダチョウ、アレ
ではなく
レア
走鳥類の祖先は空を飛べたらしい。
体の割に卵が大きいキウイ(キーウィ)
ニュー・ジーランドは野鳥の楽園だった。
キジ目、カモ目のキジカモ類
来場者みな鳥マニアというわけではないが、じっくり見ている人が多かった。
混んでいなくても全てまじまじ見るのは無理なボリューム。
▼ 見たか ヨタカ
夜道で見かけたことある。「怪鳥」。
小さなハチドリたちはアマツバメ目。
ツバメはスズメ目。
ペンギンたち
ペンギン似のオオウミガラスはチドリ目。絶滅種。
ウミガラス(オロロン鳥)は現生。北海道・天売島。
▼ こちらがアホウドリ
コアホウドリの左がオオウミガラス
ペリカン目
モモイロペリカン、ハシビロコウ、サギなど
個人的に好きなグループ
トキもこのグループ
『世界一美しい鳥』 カザリキヌバネドリ(ケツァール)
ブッポウソウ目
カワセミ、ヤマセミ、アカショウビン、……
野山で見れると得した気分になるグループ
▼ キツツキたち
沖縄やんばる固有のノグチゲラ。
クエッ クエッ クエッ チョコボール ~ オオハシ。
チュウハシもいる。
写真左下は国内絶滅種キタタキ。対馬に生息していた。
鳥界の頂点・タカたち。
こんどる!
並んでいるタカたちのてっぺんにいたのはヒゲワシでした(写真右下)。
フクロウたち
ハヤブサたち。猛禽類だが、タカの仲間よりもインコの仲間に近い。
インコ、オウムたち
最後にスズメ目。6700種余りなので、鳥類全体の半数以上を占める。
エナガ、シマエナガ
フウチョウたち
翼を広げたオオフウチョウ
セキレイ、ヒバリなど
馴染みある小鳥たち
▼ ガラパゴス諸島のダーウィンフィンチたち
ハワイ諸島のハワイミツスイ類とともに適応放散(環境に適応して種の分化)の代表例。
剥製標本600点以上。
半分以上見れたかどうか。
お土産コーナー
銘菓 ひよ子
など
マスクしなかったが、インフルエンザにはかかっていない。
ヨタカ目など5目が分かれている分類探していたら
World Bird Index(www.bird-index.info/)というサイト見つけた。『世界の鳥の名前と最新の分類を検索』。
他にも
eBird(ebird.org/home)というサイト
Merlin野鳥識別というアプリ
などなど。
特別展「鳥」は2025年2月24日まで。
3月15日から名古屋市科学館にて。