参議院選挙2022
任期6年の参議院。3年ごとに半数改選なので前回の選挙は2019年7月、次回は2025年。
2018年までは議員定数242人(議席)だったが、
前回、(121人ではなく)124人改選で定数245人。
今回も124人改選で定数248人。
減っていいのに増えている。
選挙区74人、比例代表50人で計124人。
東京、神奈川、埼玉で計14人(神奈川でもう1人欠員補充)。
対して鳥取と島根で1人、徳島と高知で1人。
「1票の格差」是正と言うけれど、都市圏と地方の格差を拡げてしまったら、国政と言いながら国政ではなくなる。
比例代表は国民民主党も立憲民主党も同じ略称「民主党」。
前者は「国民」、後者は「立憲」もしくは「反自民」でいいじゃないかと思わずにはいられない。
そもそも比例代表100議席カットでも変わらないような気がする。
Yahoo!ニュースに
「政党との相性診断」 早稲田大学マニフェスト研究所(www.waseda-manifesto.jp/)
があったので試してみた。
設問10問答えていくと各党が表明しているマニフェスト(いわゆる公約)との相性度(マッチ度)が表示される。
結果、一番相性が良いのはNHK党でした。
NHK(日本H協会)でNHKをぶっ壊す!と言っている政党。
いかれてるなと思っていたが、好相性---。
でもマッチ度60%。
2番目は国民民主党と社会民主党。
3番目は自由民主党と立憲民主党。
結局、相性が良い政党は無い
ということで、私は無党。
デジタル化の先に将来
電子投票とか
国会メタバースとか
あるのかな。
元首相狙撃事件
今回、投票所の人の目つきが厳しい感じがしたが、事件の後のためだろう。
しかし、まさか警護までザルとは……。
倒れたという一報を聞いた時は体調崩して倒れたのかと思ったが、違っていた。
国内外で一番影響力持っていた政治家だから、後で何言っても取り返しつかない。
続報に接していくと、組織的犯罪の可能性は薄く、動機も政治的理由ではなさそうなので、
言論封殺とか選挙妨害とか
事件直後口々に叫ばれた民主主義を破壊する行為
というよりも前例なき特殊な事件といった感が強い。
過去にも政治家暗殺事件は起こっているが、今回の事件とは犯行動機、背景が違っている。
だから防げなかったのかもしれないが……。
特定の宗教団体(旧・統一教会、現・世界平和統一家庭連合)への積年の怨恨が凶行に走らせたということだが、
その矛先が何故安倍元首相に向かったのか、何が向かわせたのか---。
思えば首相就任当初から不自然に思えるほどメディアからアレコレ言われ続けてきた。
その一方、妄信的と思えるような支持者もいた。
2期目は国際社会における日本の存在感を高めようと頻繁に世界中飛び回っていた印象。賛否あるかもしれないが、国のトップ同士が私的に友好関係を築けば二国間関係も安定するといった考えで、海外からは総じて好意的に評価されている。
安倍元首相の融和的外交は、個人的資質によるところ大なので、
誰もが容易に引き継げるものではなく、代わる者がいないということで、
自民党の総裁任期を延長し(連続2期6年から連続3期9年)、結果、歴代最長の長期政権を築いた。
並の政治家だったら狙われなかったような気もするし、
今の日本だからこそ起こりえた事件のようにも思える。
令和史に大きな汚点が刻まれてしまった。