8月22日 横浜市長選挙。
8月23日(月) 神奈川のコロナウイルス感染者数(2579人)が東京(2447人)を上回る。
おそらく東京の値が実状から乖離している。
沖縄、東京も選挙の後、増えているが……。
8月24日 神奈川 1948人、東京 4220人。
東京には悪いが、ちょっと安心。感覚麻痺しているかも。
大都市といえども一地方の市長選なので、余程のことがなければ現職勝利で、選挙結果が広く話題にのぼることもないのだが、今回は、
- 支持率低迷中の首相のお膝元
- 現職市長落選濃厚
- 過去最多の8名が立候補
ということで結構注目された。
投票率49%だが。
2009年から3期務めた市長はもう高齢。
メダル噛むような市長じゃないけど落選濃厚だった。
市民の半数以上4分の3近くがIR(統合型リゾート)反対なのにIR絶対推進と言って聞かない。
山 沢 森 林 木 菅 田 倉
だ れ が 良 い の か な
- 政策
- 人柄・才能
- 出身・縁
- 政党
- 知名度
当初有力とみられていたのは国家公安委員会委員長。
通常ならほぼ決まり。
ダメダメ言われても依然野党より支持率が高い自由民主党(自民党)。
地元横浜出身。
50代で若いほう。
これまで余程のことはないし、防災・国土強靭化・領土問題担当だった。
ところが落選。それも大差。開票と同時。
思うに今回は通常の環境下ではなかった。
1年以上ウイルス禍が続いて、感染者数のピーク更新中。
この間与党の対応は総じて不評。
ピーク更新 × マイナス評価の逆風が吹いた。
また、IR反対を掲げていたものの本当なのか訝(いぶか)しがられた。
「ハマのドン」の支持が得られていないし、
応援する首相はIR推進。
横浜以外ならば反対しない
とか
『IR取りやめ』×
とか
当選後IR賛成に豹変しそうな感が拭えなかった。
おそらく横浜IR反対は本心だったと思うが、
前回(2017年)の市長選で、現職市長がIR白紙と言いながら、その後撤回した例があるので、
ハッキリしない点が敬遠されたきらいがある。
市民の声を聞く横浜市政を実現する会 会報 Vol.1。
Vol.2はあるのかしらん。
ともかく当選させまいとする有権者が日に日に増えたようだ。
当選させまいとする有権者は、他の6名(うち5名がIR反対)の中から最も勝てそうな人を選ぶようになる。6名で票が割れることを良しとしない。
途中経過の情報が全くなければ票が割れるが、
期日前投票の出口調査の結果がちらほらと聞こえてくる。
『山中氏リード』
先の2名の当選を阻もうとする有権者の多くが山中氏に票を投じたのではなかろうか。
メディアのアナウンスメント効果。
勝ち馬に乗るバンドワゴン効果みたいなものか。
やや違う感じもするが、情報なしで投票する人と情報ありで投票する人と分かれる。
山中先生はコロナウイルスに詳しく、IR断固反対だから、時流と見事に合致した。
元神奈川県知事、元長野県知事のほうが政務経験も知名度もあったが、いち早く「ハマのドン」の支持を得てリードを広げた。
実のところ政党で選んでいるわけではないと思うが、与党に対する見方が相当厳しくなっていることは確か。
政治の世界といえども理が欠けすぎていると無理。特にこれからの時代難しい。
9-10月、衆議院総選挙。現職総理落選もあるかもしれない。
追)首相交代